様々な点で慣習の異なるヨーロッパであるが、そんなバーゼルでは2月といえば1月の長期休暇となっている。これは、セメスター間の休みで、日本でいう夏休みの役割を担っている。ただしクリスマスから年始の休暇はもちろん有り、また4月頭も一週間の休暇である。こう考えるとヨーロッパ人、少なくとも学生は多くの休暇を持っている事になる。

さて、その二月であるが、何も予定を立てずに家にこもっているのも勿体ないので、同僚達とスペインに出かけた。旅程はバーゼルから飛行機でバルセロナ、再び飛行機でマドリード。帰りはマドリードからバーゼル迄飛行機というもの。
残念ながらマドリードで胃腸の不調を(ギャグではない)きたし、ダウン。無事にバーゼルに帰られただけでも良かった。

これがサグラダ・ファミリア。
Neoterize-サグラダファミリア
でかすぎて、道路一本隔てても全体像を写真に収めるのは困難を極める。今なお工事中。周囲を一周したけど、これは今迄見たどの教会(と比べてよいのかどうか)よりも感動を受けた。圧倒的。


Neoterize-数字
装飾の至る所に見られる数列。これはそれぞれの列、各々四方に位置する四つの数字、様々な組み合わせでで作られる4つの数列の和が33となり、これはキリストが死んだ時の年齢だとか。

Neoterize-階段
入場料が10Euro、塔に登る為にはさらに2Euro必要。そして地下の展示を見るには更に更に2Euro必要。この階段、実は凄く狭くて長く、非常に高いところから降りてこなければならないので、とても怖い。底は暗くて見えない。足を滑らせれば間違いなく死ねます。

Neoterize-内装
内装。工事中。この建造物の最大の魅力の一つは、10年後に再び訪れた時、また新たなサグラダファミリアを見る事ができるということ。逆に言えば、今の姿は今でしか見る事ができないという事実も。


Neoterize-完成予想図
これは格時代の設計者達が描いた完成予想図。様々なパターンがあったが、これが一番近いような。
前後に4本ずつ建って居る塔に加えて、それとは比べ物にならないほど巨大な塔がまだ建つ模様。これはまだまだ時間がかかりそうですね。


Neoterize-路地
ちなみに、街中の魅力の一つとしては、この路地。街中では主に狭い路地を中心に通っていく。薄暗い建物がひしめき合い、多くの人が住み、ファンタジーな世界である。