【今日の宙(そら)模様】

”月齢8.1 九夜月(くやづき) 月の入0時頃 旧重陽”

月は、19日満月に向かい少しずつ満ちていきます。
今日は、旧暦では9月9日、重陽の節句。

「数字」の影響は、現在使われている太陽暦の数字が
影響がありますが、空間のはたらきは、旧暦に近いです。

重陽は、陽気極まり陰に至る
陰陽の質的な変化を表す日でもあります。

重陽には、延命長寿の願いをこめて菊酒を飲んだり、
栗ご飯を食べたりする習慣があります。

栗の美味しい季節ですので
栗ご飯もいいですね。


今日のそらは、映し出すそら。

空間は、引き続き内側でめまぐるしく変容しながら
外側に現われる「時」を待っています。

まるで土が混じった水が濁るかのように、
その姿が見えないような空間でしたが
少しずつ、空間の働きは、落ち着いてきています。

空間を満たす”水”は少しずつ透明になり
状況を映し出しはじめます。

満月を迎え、過ぎ、オリオン座流星群を迎える頃には、
その姿が現われはじめるでしょう。



自分の「想い」をただ観る。


上弦の月も影響していますので
今日は、そんなことを意識して
いただくこともいいかもしれません。


わたしたちは、「想い」や「考え」を
判断したり、
なんとかしなくてはと考えがちです。


それをやめるとき、
想いの真実(ほんとう)が見えてくるものです。



先日、お客様からこんなお話を聞きましたので
ご紹介しますね。


”空はいいお薬”


お客様Aさんとします。
Aさんは、介護施設に働く方。

先日、他の施設へ移動になった
担当していたおばあちゃんに会いに行ったときのこと。

おばあちゃんは、Aさんを見るなり

「迎えに来てくれたのか」とうれしそう。

おばあちゃんは、混乱気味で
次々に自分の「想い」を吐き出します。

(こんな風に言う人じゃなかった・・・)
切ない気持ちでおばあちゃんのお話をきくAさん。

混乱状態のおばあちゃんをどうしたものかと
とっさに、おばあちゃんを窓際に座らせて
一緒に空をぼーっと眺めることにしたそうです。

どのくらいの時なのか・・

ふたりでただただ空をながめていると
おばあちゃんは、落ち着き
いつもどおりのおばあちゃんに戻ったそうです。


Aさんは、そのときのことを
「そらっていいお薬だな~って思って」
とお話してくださいました。



Aさんが、おばあちゃんから出た「言葉」を判断し
言葉でなんとかしようとするのではなく
ただ、よりそい、”一緒に”空をながめ、空におまかせし
”何もしなかった”ことが
いいお薬になったのでしょう。

この場合、「一緒に」が大切ですね。
おばあちゃんだけ、窓際に座らせてAさんが動き回っていたら
落ち着きませんでしょうから。



風に吹かれて、空におまかせ。



そんなことが、
なによりも効果的なときがありますね。






◇◇◇


みなさま、いつもありがとうございます。
ここでのメッセージは、
日々のヒントにご活用いただければと思います。

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みなさまの今日一日が豊かでありますように。
感謝をこめて。


ルミナ