子供が試合に出ていないから見に行きたくない・・
そんな親御さんもいらっしゃるかもしれません。
でも、私からすると試合に出ていないお子さんなど一人もいません。
ベンチにいるお子さんは試合に参加していませんか?
チームの一員として大声を張り上げていませんか?
ピッチャーに少しでも早く水分を取らせようとする選手…
スコアブックを見て大声で野手に伝える選手…
リリーフピッチャーのためにブルペンで球をうける第2キャッチャー…
そして、いいプレーにはベンチから真っ先に飛び出して迎える選手たち…
全員が試合に参加しています。
私は、「控えの選手」と言わず「ベンチプレーヤー」という言葉を使います。
全員が試合に参加している大切な選手です。
レギュラーでなくてもチームのために大声を張り上げ、動き回っているお子さんを誇りに思うべきです。
要は子供の何を見るかだと思うのです。
子供のどこを見るかだと思うのです。
もしベンチにいる我が子を見るのが辛い…と思っていたら、
ちょっと、視点を変えてみるとお子さんの新しい発見が出来るかもしれません。
高校3年の夏、ベンチに入れない選手もいます。
ですが、スタンドからチームのために必死に応援しています。
スタンドにいても立派な『応援プレーヤー』です。
なにか理由があって野球を続けられないお子さんを私は見てきました。
故障で野球を断念せざる得ないお子さんも見てきました。
そのお子さんの親御さんの姿も見てきました・・
ユニフォーム姿が見られることは当たり前ではありません。
いつか我が子が野球を辞める日がやってきます。
ユニフォーム姿が見たくても見られない日がやってきます。
さあ・・
ちょっと辛いかもしれませんが、子供のユニフォーム姿を見にグラウンドに行きませんか?~年中夢球~