刺客 〜用心棒日月抄〜 | 北海道・最東端からの不定期通信<Part.2>

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『刺客 ~用心棒日月抄~』(藤沢周平/新潮文庫 昭和62年2月25日 発行/平成16年1月10日 54刷改版/令和4年9月30日 89刷)。3月9日に読了。
 
 
初めて読んだ藤沢作品『三屋清左衛門残月目録』(2018年4月読了)が存外の面白さで、その後、新参者の藤沢周平ファンとして少しずつ買い揃え始めた。
 
そんな中、2018年10月、「GEO富良野店」にて購入し、その後はソッと本棚で佇んでいた『用心棒日月抄』に、ある日たまたま手が伸びた。これがまた、なぜ今まで読んでこなかったのかと思わず反省するほどの面白さで、しかも続編があることを知っての<用心棒>シリーズ第三編。
 
「陰の頭領」から「黒幕の死」まで8作を収録の連作短編集。
 
「藤沢文学の読みどころは、男と女の哀切な関係である」と言い切り(本書が発行された時点では未定だったらしい)続編を熱望。相当なファンぶりを伺わせる常盤新平の「解説」も実に愉しい。
 
 
 
 
 
『刺客 〜用心棒日月抄〜』(藤沢周平/新調文庫)
 
 
帯を外せば、こんな感じ。