今日は、やり取りをしていて、一番好感が持てた方とお会いした。
私より年下だけれど、言葉の端々に気遣いの出来る方だと思った。
でも、ちょっと引っ掛かったのが、もう付き合う気満々のようなアピールが・・・。
もうちょっと抑えてくれないかな、と思いつつ。
前日に、最寄駅は?と訊いて来て、それによって待ち合わせの場所を決めたいとの事だった。
最寄駅を伝え、当日、「何時頃の電車で来る?」とラインが来たから返答した。
「びっくりさせたい事があるから!」って。
何のこっちゃ、と思いつつ最寄駅のホームで電車を待っていると。
「来ちゃった!」
と、何と、彼がホームに現れた。
「少しでも早く会いたくて」
の言葉に、ちょっと、いや、かなり引いてしまった。
だって、初対面よ?
いくら2週間ほどやり取りしてからと言っても、ちょっと先走り過ぎなのでは?
「嬉しい?」
と訊かれ、何と答えたら良いものか・・・。
かなり引きつりつつ、「そうね・・・」くらいは言ったかもしれない。
見た目は、本当に私より年下なのか?と思うくらい、良い意味で貫録のあるトトロのような、悪く言えばもさっとしたおっさんか。
でも、見た目は後回し。
見た目は慣れて来るものだから(笑)
一緒に電車に乗り(ここまで来るなら、わざわざ都内に出る必要あるのか?と思わないでもなかったけれど)、知っている個室の居酒屋に行こうと言うので、そこへ。
個室は怖いな・・・と思ったけれど。
歩く速度とか、「大丈夫?早くない?」などの気遣いは有難いし嬉しい。
けれど、やたらとボディタッチが多い。
まずいな・・・と思いながら居酒屋へ。
私はあまりお酒が飲めないので、付き合い程度に。
会話は特に大きなズレや違和感もなく。
が、しかし。
「俺、免許持ってないんだよね。とんさまが車あるなら、それでドライブが出来るね」
ん??
んん???
聞き間違えたかと思った。
確かに、私のプロフィールには、「ドライブが好きなのでドライブが出来る人が良いです」とは書いてある。
それにやり取りの間にも、「ドライブは俺も好き。よく行くよ」と言っていたので、てっきり免許くらいは持っているのかと・・・。
まさかの無免許ですか。
車の所有は無いにしても、せめて免許くらいは持っていて欲しかった。
私が運転出来なくなった時、何かあった時、どうするの?とか一瞬にして考えた。
私の病気の進行が進んでしまったら、車移動は必要不可欠になって来るだろうし、運転出来る人が居るのと居ないのとでは不安さも違って来る。
健康体であれば、若かった頃はそこまで固執していなかったけれど、病気持ちの今となっては、やはり相手の方は免許を持っていて欲しいと思う。
これから免許を取って、と言うには年齢的にも、そもそもそんな時間を捻出する事が難しいだろう。
私が困り果てているのを全く気付かずに彼は、
「ワンちゃんを連れてどこか行こうよ」
と提案をして来る。
それはとっても良い案なのだけど、運転するのは私なんだよね・・・と。
運転は嫌いじゃないけれど、問題はそこじゃないんだよ。
そこで、
「出来れば運転を変わってくれたり出来たら良かったのだけど」
と遠回しに言うと、
「うーん。免許ないからねぇ」
とあっさり。
うん、さっき言ってたからね。
どうしたものか。頭の中は次回もあるのかないのか。
この後もやり取りを続けて行くのか行かないのか。
免許が無いかぁ。困ったなぁ。
その後はずっとその事を考えて過ごし、お店を出て駅に向かう途中、
「手、繋いでいいよね?」
と、私が「うん」とも「嫌」とも言う前に、彼は私の手を繋いだ。
おい、待て!!
私はまだ何の返事もしてないし、しかも、「いいよね?」と決めつけは何だ。
それではまるで、私も「そう思ってる」と言う事になるではないか。
どれだけポジティブなんだ。
もうそこで、私の心は完全に砕けた。
ああ、無理かもしれない・・・。
「ちょっと、まだ恥ずかしいかな」
とさり気なく手を離す。
頼む。分かってくれ。
これ以上私に嫌なイメージを付けさせないでくれ。
心の中でそう願った。
「来ちゃった」
から向こうずっと、彼の夢見る目と言うか、彼との温度差を感じるには時間がかからなかった。
気遣いもあって優しい人だとは思う。
でも、悪気のない優しさとでも言うのだろうか。
相手のためと思っている事がそうではないと言う所に気付かない鈍感さ。
やり取りの中で、「リードしてくれる男性の方がタイプかもしれません」と言ったけれど、これはリードとは言わないし。
そうした、ちょっとしたズレが徐々に広がっていく。
取り敢えず今後の事は、もう少しやり取りを続けて様子を見てみる事にする。