怒りをバトンパス | 猫背日記・東京篇

怒りをバトンパス

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めずらしく携帯から電話してきた父。何かと思えば
「兄ちゃん(我が家の長男。私の兄)にめちゃくちゃ怒られた…」
という愚痴だった。
自分の息子にがつんと叱り飛ばされ、
娘に愚痴をリレー。
何これ。何運動会だ。

一方の兄に話を聞くと
「ああーもうめっちゃ腹立った。かなり怒ったで。そのあとガン無視。」
とのこと。
ああおそろし。父が悪いとはいえ(原因聞いた)、気の毒。
普段温和なのんき者を怒らせることほどこわいものはない。

そのあと
「『お前ら兄妹は怒りかたが一緒やな…』ってお父さんがゆってた」
と続ける兄。
はいきた、怒りかた談義!
ひとのふりみてわがふりなおせ。
シャッターを下ろすということは、解決の糸口すら隠すということなのかも?
うーん。にしても、こちらとしては怒るのが嫌で

地中深くに隠しておいた稀少な怒り地雷をわざわざ掘り返され、
さらに踏ん付けられてるわけで。
掘り返すだけならまだしも、踏まなくても!と思うが。

掘ったことも気づかずにさらに踏んじゃうなんて信じられない・・・

ってなもんですが。

勝手な言い分?

でも今回特に感心したのは『兄妹怒り方が一緒』の点。
父は怒ると、怒る自分に照れるのかあとで自分からくだけた態度に出るタイプ。
絶対謝らないが、とにかく相手から話し掛けられようと持ってくる。
母はとにかく言うタイプ。ずっと怒り持続。こういう物覚えは脅威的。
相手をこてんぱんにする。


我々はどちらでもないのだ。そんなとこ似てるって初めて知ったが。
なるほど、育った環境でこういうとこって決まることもあるのかと。
こればっかりはDNAじゃないのか。
どっちも見て、どっちも嫌だから、違う路線を歩むと。

今回の兄の地雷は、わりと意外だった。

自分はそこでは怒らないなー