バクチ打ち | 猫背日記・東京篇

バクチ打ち

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今年の残り運か。福引きひいたら、4等だった。

びみょう。

でもまぁ、残念賞の飴よりいいし。500円券でした。

4等でも当たったらどっきりした。小心すぎます。


学生のときにとある問屋街で福引のバイトていたのだが

そこの商品は「お金」でした。

ハズレは100円、特賞は3万円、1等が1万円、2等が千円、3等が200円。

いつもにこにこ現金払い。

そこを仕切ってるおっちゃん(社長)いわく

「ゼニよりええもんなんてあらへんがな!」

・・・ごもっとも。さすが大阪ですね。

しかしその福引券は200円券としても問屋内の加盟店で使えるため、

福引をひいたら損をする可能性もあるわけです。

3等でイーブン、ハズレはマイナス100円。

けど、お客さんは引く!貪欲に引く!

それを見ていた友人いわく

「やっぱし、あきんどはバクチ打ちやな・・・」

・・・ごもっとも。


観察の結果、一回まわすごとに

「当たれ~当たれ~」と唱えるような強欲なかたには案外当たらず、

さらっと来て5回くらいで何気なーくやってみる方に当たります。

また、そういうふうにして当たった方は、だいたい

「あらあら、当たっちゃったわ。うれしーい」というかわいいリアクションで

「お姉ちゃん、ありがとうなーおいしいもん食べて帰るわー」

ってかんじでにこにこ帰られます。

そういうのを見ると

「ああ、あの人に当たってよかった!おめでとう!」って思って鐘も鳴らすし。

なんか、人間そういうふうでなければなぁ、と

学生のわたしは思ったわけで。


品よく暮らす、ということは大事だなぁ、と思う。

お金のあるなしではなく。お金があっても、品のないひとはたくさんいます。