特定外来生物 アライグマ

 

2022年の話になるが 25,435 匹が捕獲されたようだ。

2020年、2021年も25,000匹を越えている。

2017~19年には15,000匹を越えていたので、2017年~2022年の6年間で120,000匹を越えるアライグマが捕獲されている。

捕獲されたアライグマは残念ながら、処分されている。それも、この量に対して薬を投与というのは無理だ。恐ろしい。

北海道だけでこの量だ。日本全国ではどれだけのアライグマが捕獲されたのだろう。

 

特定外来生物

 

『外から来た』と書くがアライグマが自分から来たわけではない。人間が連れて来たのだ。それで「馴れない」という理由で捨てられたり、破壊能力が高くて脱走したりした結果、野良のアライグマが増え、それが狂暴であることが判明したため、2005年に『特定外来生物』として定められたのだ。それからは飼育対象ではなく、駆除対象。

それで「感謝」と言われても、どうすればいいのだろう。ただ、何もしないのではアライグマも報われない。

なので「カワイイというだけでペットにしようと思うな!!」という警告をもらったとして、感謝しよう。

アライグマを捨てる人間、油断して逃げられた人間がいなかったら、今でもアライグマは、ただカワイイ生き物だったはず。