12月6日の戦略

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 本日18時以降は以下の経済指標等の発表が予定されております。

18:00 ノボトニー・オーストリア中銀総裁講演
20:00 10月独製造業新規受注
22:20 アスムッセンECB理事講演
22:30 11月カナダ雇用統計
22:30 7-9月期カナダ労働生産性指数
22:30 11月米雇用統計
22:30 10月米個人消費支出(PCE)
     個人所得
     PCEコアデフレータ
23:55 12月米消費者態度指数(ミシガン大調べ、速報値)
00:15 プロッサー米フィラデルフィア連銀総裁講演
05:00 10月米消費者信用残高
05:00 エバンズ米シカゴ連銀総裁講演

 注目は22:30の11月米雇用統計ですね。

 予想値は、
・非農業部門雇用者数変化 [前月比] 18.5万人
・失業率 7.2%

となっております。

 ADP雇用報告で20万人以上の増加、米第3四半期GDP改定値は前期比3.6%と速報値の2.8%や市場予想平均の3.1%を大幅に上回る結果、他経済指標等の良好な状況あり、今晩の雇用統計は良好な数値が示されることが予想されます。

 昨晩は、ECB政策金利は予想通りに据え置きとされたものの、その後のドラギ総裁の会見で今後の緩和策に対する具体的な言及がなかったことから、ユーロ高ドル安が一気に進み1.367ドル/ユーロ付近までの上昇となっていたことが特に目立ちました。

 NY原油は、良好な米経済指標に対して、QE早期縮小観測の高まりで下げるよりも、景気を好感した上げの動きもあるようですが、昨晩については上げ下げのタイミングを見る限り、上記のドル安の影響を受けたことが大きかったように感じられます。
 立会開始後に97.01ドルの当日安値をつけた後に、97.99ドルの高値まで反発上昇したことがメインの動きとなり、その後は買いが続かずに失速し、97.38ドル(前日比0.18ドル高)で引け、0.6ドルほどの上髭を残す結果となりました。
 ダウの続落の状況や、ブレント原油が110.98ドル(前日比0.90安)と軟調であったことが上値重くしたように思います。

 ブレント原油とNY原油の鞘の動きで、この1週間で19ドル台から13ドル台へと、一気に6ドルほど鞘縮小の動きがあったことは注目です。
 この観点からは、ある程度の鞘関係の是正が進んだと見て取れ、それぞれのチャート形状の違いがありテクニカルな動きの差はあろうけども、今後のNY原油はブレントの動きに追随する傾向が強くなるのではないでしょうか。
 これまでは、中東の供給障害の影響を強く受けるブレント、米国内の過剰在庫の影響を受けるNY原油、のように個々の事情を反映していたといえども、かなり投機的戦略に支配されたかのような相場展開でしたので、そのへんのことが落ち着きを見せれば、やはりブレントの反落が近いのではないかという思いが個人的にはあります。

 今晩のNY原油は、やはり月一のメインイベントの雇用統計が注目であり、それ次第の展開を想定する必要があるかと思います。

 NY原油は現在は買いに軍配が上がっている状況ですから、雇用統計を都合よく受けて上がる可能性には注意かと思います。
 例えば、雇用統計が良好であれば景気安定を好感する買い、雇用統計が予想よりも悪ければQE縮小後退からの買い、といった状況となる可能性です。
 そのようなことになれば、上げる相場の典型で結構しつこく上げるサインと受け止めてよいかと思います。

 その逆に、雇用統計後を受けた初動がどうであれ、最終的に反落する流れとなれば、昨日予想していたような95ドル~98ドルの新たなレンジでの動きが今後展開される可能性が大きいかと考えております。

 個人的には、今後は後者のレンジの動きになると見ておりますが、今晩の雇用統計に対する反応がまだ分かりませんし、雇用統計のポジティブ・ネガティブのサプライズがあれば、市場が一番注目している材料であるだけに、目先の上下を方向付ける可能性もあり、今夜は初動よりも、引けに注目したいところです。