会社で大出血で急きょ病院
「絨毛膜下血腫」と言われた翌日。
ちょうど7週0日。

その日は、元々
会社にお休みをもらってる日だった。
というのも、1人目の子コタと
親子遠足へ参加する予定だったため……。
パパにも休みをとってもらっていて
家族3人で楽しい親子遠足になる予定だった……
のだが……。

朝早くに、お義母さんが来た。
前日に急いで電話をして、私の代わりに
代打として親子遠足の参加をお願いしていたから。
そうして、いつもなら私が朝一番に
会社へ向けて家を出るところ、
コタ・パパ・お義母さんの3人が出発していった。
私はそれを見送った。
そして、病院へ行く準備をして私も家を出た。

病院で受付を済ませてゆっくり座って待つ。
予約外の臨時で来たこともあるし混雑してるし
かなり待つんだろうなと思っていた。
しかし、思ったよりも早くに呼んでもらえた。
もしかしたら先生が配慮してくれたのかも……。

診察室に入るやいなや助産師さんに
「あら!今日は全然泣いてないわね!良かった」
と、ちょっと茶化されて……

確かに昨日の電話では
大泣きでした……いや、だいぶ、かなり…。

そして先生に昨日の病院でもらった手紙を渡し
先生も「とりあえず見てみよう」とエコー台へ。
モニターに映る赤ちゃんのお部屋と
その中にいる小さな小さな子。
そして、チカチカ光るもの……心拍が見えて
本当に心から嬉しかった。安心できた。

カーテンの向こうから、
「そうだね血腫があるね」
「まだ中では出血があるね」
など言われ、診察室へ戻ることに。

(昨日帰宅してからは下着に出血は

ついてなかったから安心していたのに、

中では出血まだしていたのか……)

 

診察室でエコー写真を見ながら
ココにあるコレが血腫。
今こうやって赤ちゃんの部屋の隣にあるね。
ちょっと大きい。
血腫は、そのうち自然と体に吸収されて
消えてなくなるもの。だけど
そうなる前に血腫が更に大きくなったり
そして万が一、大量に流れ出ることになると
その勢いで、赤ちゃんの部屋を巻き込んで
一緒に流れてしまう。
だから、一番良いのは安静にしていること。

そんな感じの話をされた。

今日が7w0d。
昨日が6w6dで出血。
一昨日の健診で診てもらった時は
順調としか言われていなかったことを
ちょっと質問してみた。

 

すると、
絨毛膜下血腫とはエコーで黒く映るもの
なんだけど、判断しづらいもの。
一昨日は無かったように思うので
急にできたのではないか
とのことだった(確か)。とにかく、
「判断しづらいもの」という感じだった。

そして先生は、入院でも良いが
自宅安静できるなら自宅でも良い、
好きに選んでいいと言い
「何日休む?とりあえず2週間にしとく?」
とカレンダーを見ながら
診断書作成の用意をし始めた。

2週間……そんなに仕事休まないとなのか?!
てっきり2・3日くらいかと思ってたので驚いた。
やりかけの仕事……マズイやつがあるな……
いくつか自宅でできるものもあるけど、
家ではツールがなくてできないやつがある……
会社PC使わないとできないやつ……

仕事のことを思うと、色々不安だった。

 

「2週間……やっぱそのくらいは
   休んでおいた方がいいものでしょうか?」

先生「どのくらいが良いかは何とも言えない。
   状況次第で、1ヶ月になるかもしれない」

「?!??!?!!?!??!(1ヶ月?!)」
先生「君は会社遠いよね。2時間くらいかかるんだよね」
「はい……」
先生「通勤時間だけでも負担が大きいと思うよ」
「…………………」

確かに。朝の通勤時間で
もちろん満員バス&満員電車だし
乗り換えも何回か必須だし
時差勤務のゆえに早出社で出社時間遅らせられないし
だから1本遅らせて座るとかできないし……。
コタの朝の支度をしつつ自分の支度もして、
あの満員電車で耐えて、
階段(エスカレータ)を上り下りして、
会社でガッツリ仕事して
また満員電車&乗り換え上り下りして帰宅……。

そう思うと、さっき先生が言った
「もしも血腫が大量に流れ出ることになると
その勢いで、赤ちゃんの部屋を巻き込む」

その言葉が……現実になってしまいそうで恐ろしくて。

会社のみんなには申し訳なさすぎるけれど
仕事よりも何よりも
おなかのこの子を守りたい。最優先にしたい。
昨日の大量出血でもがんばってくれたこの子を
何よりも一番に考えたい!!!!!

そう強く思った。

 

もしかしたら、

「仕事ほったらかすのか!」「無責任な!」

などという意見もあるかもしれない……。

けれど……

前回流産して、でも戻ってきてくれたこの子。

その子を手放すなんて私には考えられない。

何かあったら絶対後悔する。

そして、あの大出血を思うと……

もしまたあんな出血をしたらと思うと

本当に怖くて。失ってしまうんじゃないかって。

 

だから私は、

自分とおなかの子を守ることを最優先に考えた。

自分のために。自分の人生のために。

 

もしこの時の私のように

会社を休むことになる人が居たら、

「ぜひ休んで!」と言いたいです。

仕事の代わりは何とかなるのが会社で

(それで回らなくなるチームなら

 それは究極的には上司が悪い)

赤ちゃんの……ママの代わりは誰も居ない。

おなかの子を守れるのはアナタしか居ない。

おなかの子が頼れるのはアナタしか居ない。

後悔しないように最善をつくした方が

自分にも家族にも良いと思うから。

 

そして先生と相談し「切迫流産」による影響のため
とりあえず2週間休みという診断書となった。
来週また様子を見るために来院すること、
その時まで出血がなければ
そこから更に1週間出血なしであれば
会社に行っても良いだろうという話になった。

こうして、私の絨毛膜下血腫による
自宅安静生活がスタートした。

 

絨毛膜下血腫④思いあたる原因とメッセージ へ続く

 

ココまでの「絨毛膜下血腫」の記事↓

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絨毛膜下血腫①突然の大出血@会社

絨毛膜下血腫②先生から言われたこと

絨毛膜下血腫③問題点と優先順位
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