こんばんは、ねこあしです![]()
夕方の「3.11日常」に続いて、本日ご紹介させて頂くのは、かつて世界を震撼させたチェルノブイリ原子力発電所の事故後に迫るドキュメンタリーの「プリピャチ」
あの日・・・学校から帰ったねこあしを驚かせ、世界中を衝撃で包んだ原発事故・・・。
当時の他のニュースは殆んど覚えていない中で、あの事件のことだけは鮮明に覚えているのだから、余程インパクトがあったのだろう。
本作では、チェルノブイリ原子力発電所から4キロの町プリピャチへと足を踏み入れ、立入禁止区域となった「ゾーン(居住禁止区域)」と呼ばれる30km圏内で生きる人々の姿を描き出す。
放射能による健康被害を知りながらも、どうしても生まれ育った場所で行きたいと、避難場所から再び自宅へと戻ってきた老夫婦・・・
彼らの娘は、事故の直後に妊娠し、当時、国も医者も彼女に中絶を迫った・・・望まれない子どもだから、と。
その後、彼らの娘は数年の間、妊娠しなかった。
ようやくできた孫たちは、とても優秀なんだよと嬉しそうに話す二人の笑顔が忘れられない。
老夫は言う
「私は、事故の3日前に偶然に会社から解雇をされたんだ。当時の仲間たちは、みんな事故で死んだよ。でも、私は今でもこうして生きている」、と。
発電所で今も働く作業員たち・・・彼らは配給される食券のおかげで、食事には無料でありつくことができるが、給料は未払いが続いているのだという。
「食事はありがたいが、家族を養っていくには正直なところ、満足していない」
健康を蝕む生活なのに、安定した収入さえ保証されないのだ(一方で、ゾーンの境界線に立つ職員の勤務は、健康への影響があるために、15日交代での勤務となる)。
事故直後に、ロシア全土から集められた若者たちは、もっとひどかった![]()
何も言われずに、つれてこられた彼らは、自分を守るためには、あまりに無知だった。
危険性が伝えられなかったことで、彼らは気ままに地面に座り、水を飲んだ![]()
ゾーンで働く女性職員は、「彼らの中で生きている人は、もういないでしょうね」と、呟く。
ナレーションなし、全編現地の人々のインタビューで描き出す本作評価は、☆☆☆★★の3.4
ブログネタ:春に聴きたい曲
参加中
春・・![]()
・ 「春なのに」
・ 「春よ」
そのあたり、鉄板![]()
いずれも、少し淋しさを含んだ名曲
実は根暗![]()
今日もぺたっとおねがいします![]()

