こんばんは、ねこあしです![]()
先日、某私鉄駅にてシルクハットに燕尾服とゆーいでたちの青年を見かけました
思わず自分がタイムスリップしたのかと思うほどに驚いてしまいました
昨今、流行っているのでしょうか・・・
誰か、詳しい方がいたら、教えてください
さて☆
本日は、会期をあと僅かに残した「ゴーギャン展」・・・東京竹橋の東京国立近代美術館にて9/23まで開催中です
ちなみに実際に行ったのは、先週の金曜日・・・記事のアップを実際に私が行った順番にしているせいで、ギリギリになってのアップで申し訳ありません
母親が貴族の血を引くパリ生まれの彼は、元々は株式仲買商人だったそうです
てんで知らなくて、今回初めて知って驚く無知なねこあし・・・
今でゆーところのディラーさんとか、トレーダーさんみたいなものなのでしょうか
経済系にはとんと疎いので、間違っていたらどなたか指摘をお願いします
まぁ、経済的に成功したおかげで、彼は絵画への道を本格的に志すことを決します
いつの時代も、自分がやりたいことをやるためには、お金って必要なんですねぇ
んで。
まずは、パリで作品を発表してゆきます
こちらは、まだ荒削りなパリ時代の彼の作品・・・「純潔の喪失」![]()
当時交流の深かったピサロを代表とする印象派の影響が色濃く見えます
ちなみに彼が画壇へと足を踏み入れたことで、幸せだった家庭生活は崩壊したと言われています・・・そして、その後失意と孤独の中で、彼の製作活動は始まっていきます
そんな中で、南国タヒチへと向かったゴーギャン・・・
野生に惹かれた彼の、独特の力強いタッチで描かれた南国モードの作品が並びます
2年ほどのタヒチ滞在の後、ゴーギャンはパリへと戻りますが、タヒチ時代の作品に対する評価は彼が期待していたものとは程遠く、失意の元、2年後に再びタヒチへと向かいます
しかし、そこで彼を待ち受けていたのは、最愛の娘の死・・・![]()
1901年に、マルキーズ諸島へと移住し、更に孤独な制作活動・・・
「ファア・イヘ・イヘ タヒチの田園」
少々、今までのものとは作風が変化してきているのがわかります
色使いやタッチが繊細になり、それ以前よりも複雑な情緒ある雰囲気を醸し出しているような気がします![]()
そして、彼が最晩年に描いた大作がこちら・・・本邦、初公開です
「我々はどこから来たのか 我々は何者か 我々はどこへ行くのか」![]()
縦139.1×横374.6cmとゆーゴーギャンの作品の中でも最大のこの作品は、1936年にボストン美術館に所蔵されてから、アメリカ合衆国外で公開されるのは今回で3例目だとのこと(HPより抜粋)
ぶっちゃけ、どことなく土臭いとゆーか垢抜けない雰囲気を持つ彼の作品は、個人的にはそれほど好きではないのですが、まぁ、今回はこれを観に行ったとゆーのが本音です![]()
会期終了間近だったせいか、それでなくとも(平日の日中にもかかわらず)混雑する美術館内・・・とりわけ、この作品の前には人がぎゅうぎゅうに並んでいました
詰め込まれながらも、必死で並ぶねこあし・・・
ここに描かれた人物などは、全て何度も彼自身が作品の中で登場させているものが多いらしいのですが、そこにインドネシア、ジャワ島のボロブドゥール遺跡からの影響をも反映させているのだとか・・・
・・・素人が見ても、その影響の程は、わかりませんでした・・・
まぁ、でも
せっかくの日本初公開作品、直接観られて良かったと思います
学校の教科書くらいでしか観る機会ないもんな
ぺタッとお願いします
参照URL:ゴーギャン展 2009




