感想は主に自分語りになってしまいますが…
一言
ゲンドウが羨ましい。
ゲンドウの様に、少年の心のままやりたいことをやって、突っ走りたい
…というのも…
女性って、子供をつくると体ごと変わるから、考え方も多少なりとも影響されやすい。
…と私は思う。
子供ができると、父性全開になる男性もいると思うので、一概には言えないけど。
あくまで私の場合は、
出産前後でエヴァの見方が変わった
前はミサトさんを
お酒好きの豪快なお姉さんとしてみていたけど
今は同じ立場で見て、まだまだ子供なシンジやアスカを心配していた
すると、彼女の懐深さに改めて気づいた。
あと、トウジの子供の赤ちゃんのエピソードに
泣くし、自分の子供に重ねちゃう
というか、丸くて小さいもの全てを子供に重ねる
母親フィルターが追加されるようになった
母親フィルターを通してみたものには、問答無用で涙もろくなる
映画館にいる人の中で、私が一番泣いていたんじゃなかろうか。
母親になったのは、委員長だけではないのだなー。
ゲンドウが
子供に会わないことが贖罪
って…
正直
いやいや、育てようよ
一緒にいて、さみしい思いをさせないであげようよ
だから、シンジは思春期こじらせてるんだよ
とか、思っちゃう自分がいる
要はなんで羨ましいのかというと、
ゲンドウの心がずっと少年のままでいるから
大人になったら、少年(この場合は男女まとめて呼ぶ)の心は忘れてしまいがち…
その時の悩みは、時が解決する…というか解決しなくても悩んでいたことすら忘れてしまう。
映画を観た余韻に浸る前もなく、帰って家事育児していると、余計に少女の頃との変化を感じる。
一気に現実に引き戻される…
いや、これは自分が選んだ幸せだ
今でも大人になり切れてはいないけど、年齢や立場的には立派に大人
少女の心のままでいていいのなら、いたい
時と周りの人は許してくれないだろうけど
あと、庵野監督と私地元が一緒で、作中に出てくる電車も乗ったこともあるんだけど
同じ電車に乗ったことがあっても、同じ景色を見て育っても、私じゃこんな物語は思い浮かばない(当たり前だけど)
やっぱり、庵野監督は天才だと改めて思った!
ほぼリアルタイム世代でよかった!!
完結させてくれて、ありがとう。
そして、
私が映画をみる前にネタバレする夫よ
3時間娘をみてくれて、ありがとう