※過去のお話です
萩本への説明をする前に
説明内容にも含まれているA君の話を書きます
俺(様)の会社なんだから
どっちもやって 当然だろ?
と 社長は私に思っていると
萩本に言われたところまで話しが来て
アキラさんにコメントいただいて
閉店した1店舗目で大事な事を書くのを
忘れていたことを思い出しました
ちょうど事件の時にやってきたので
これを書かないと
S社が転がり落ちていった詳細部分が
欠落したまま
私だけがわかっている話のブログに
なってしまうところでした(汗
社長の俺様被害に合っていたのは
私だけではありませんでした
今はもう辞めてしまった青年 A君
社長がまだ 俺様になってしまう前の時代を
知っている 数少ない社員さんでした
S社が設立してから 一番長く勤めた彼
ヤンキーだった自分を拾ってくれて
一人前の社会人に育ててもらった事を
とても感謝していました
社長も若かったし 会社を大きくしようと
無茶な仕事のとり方をしても必死で自分も業務をこなし
遊びの方も盛んで 公私混同されて
困った事もあったらしいですが
それでも 皆が皆 一生懸命だったそうです
この頃から
社長は確かにワンマンで
自分の愛人の引越しを
若い従業員に仕事が終わってから
有無を言わさず手伝わせたりしていたようですが
人情もあって
食事や飲みに連れ出してくれる事もあったそうです
社長の命令は 彼にとって絶対でした
慕っているのも 見ていてわかりました
飲食店を始める前まではの話ですがね・・・
社長が店を出すと言い出して
N店出店が決まったとき
A君に社長がお願いという名の命令をしました
【N店の開店準備から暫くの間
昼間はS社の業務 夜はN店の経営を
手伝って欲しい
もちろん 給料はその分出す】
飲みに誘われた席で言われたそうです
(あとから聞いた話しです)
飲食業の会社の役員にもさせられていました
社長がA君にお願いした理由は
とても良く判ります
まじめだし 洋服のセンスもいいし
イケメンだし フットワークがいい
何より付き合いが長いから
信用がありました
俺の右腕になれという事だったのだと思う
今までA君が行っていたS社の業務を
もう一人の社員君(I君)に引き継いで
A君 指示されるまま
運転手のようなことまで やっていました
店に関する打ち合わせには
S社の業務をしている時以外であれば
参加するよう社長にいわれるので
店が開店する 少し前の頃には
あら~・・・ 痩せちゃって・・・
疲れた顔して・・・ 大丈夫?と
声を掛けてしまったくらい
やつれていました
彼も 私と同じような悩みを抱えていたと
この頃は知りませんでした
朝 昼 夜 日付が変わっても
仕事 仕事 仕事 ですよ?
社長が飲んだくれて 朝方まで飲んで
運転手して 家まで送って
社長が朝起きれなくて出勤してこれなくても
A君は
S社の仕事があるから 出勤してきます
だって そんだけこき使って
そっち分のお給料が
出ていないとは 思わないじゃないですか?
部長だって 冗談ぽく
「お前 そんなに仕事させられて
いくら貰ってんだよ(笑
そんなんで こっち(S社)の業務
こなせるのか?(笑」
とか言っちゃってましたからね
「いやいやぃゃ・・・
全然貰ってないですよ(汗」
ん? んんん?
私とは仕事量のレベルが違うんだぞ?
全然貰ってない?
誤魔化してんの?
この時はそんな風にしか思えなかった私です
でもね よ~~~~~~く考えてみたら
私に対してもそうなんだから
ありえない話しじゃないと思ったんです
そしてこちらで書いている 出来事の後
A君と二人で話しをすることがあり
辞めて独立しようと決意した決定的な出来事に
N店での出来事が大きく関わっていたと知りました
年末の事件でS社と完全に縁を切って
自分は自分で仕事をするとまで
決意したそうです
辞めて独立しようと決意したとはいえ
決定的になった出来事とは
N店の手伝いをしていて
3ヶ月後くらいに 社長に言ったそうです
「あの・・・ 最初の約束と全然話しが違うんですが
どうしてなんでしょうか?」
「え?何の話?」
「店と両方関わって欲しいと言われたときに
両方からお給料をいただけるという話しでしたが
全く入金がありません」
「まじ?いや~ それは俺知らなかった~
うちのに話しておくから ちょっと待って」
知らなかったで済む話?
で 奥さんにその話しを社長がしたそうなんですが
「儲けが1円も出てないのに
給料なんて払えるわけがねーだろ」
と言ってるから 出せないと
A君が話ししてから2ヶ月後に
社長から返事がきたそうで
それなら話しが違うから D社の仕事は
これからは一切やりませんという話になったそうです
儲けが出てないからとかそういう問題?
あれやれ これやれ言っといて
朝昼夜問わず5ヶ月も仕事させられて
金は払わねぇって・・・・
そりゃ不信を持って当たりまえ
この話しの時に
独立するつもりだと伝えたと聞きました
この夫婦には付いていけない
付いていきたくないと思ったらしいです
期日は決めてはいなかったみたいですが
年末の事件で意思が固まったということです
A君はS社にとって とてもプラスになる人物でした
A君を信用して仕事をくれる企業さんが
多数あるくらい S社の顔になっていたのです
そのA君が辞めるってだけでも痛手なのに
その事にすら気がついていない社長夫婦なのでした
もう少し社員を思いやる気持ちや
俺様的態度を改めていれば
S社もD社も今のような形には
なっていなかったかもしれません
私の予想通り 5年後くらいにまでは伸びていたはずで
もしかしたら 良い方向へ変われていたかもしれない
A君が辞めた事はそれだけ痛手だったのです
独立させないように繋ぎ止めるだけの魅力が
社長の方針にはなかったということですね