冤罪によって投獄された銀行員が、刑務所内の人間関係を通して、腐敗した刑務所の中でも希望を捨てず生き抜いていくという、1994年の映画。

必死に生きるか、必死に死ぬか。という言葉が印象的かな。

レビューがやたら高評価で、何度見ても良い。人生観が変わった。とか書いてあると、…これはもう、観てみるしかないな。とおもって観てみました。

予期せぬ不運に見舞われても、希望を失わず、こつこつと努力し、環境に適応し、自分を見失わないアンディの生き方に共感した！という人が大半の様なのだけど、私はアンディよりも、トミーとブルックスの方に共感？したかな。
（アンディに共感できる人は、過去に成功も失敗も両方経験していて、そこに至る過程も楽しめる、強い精神力を持った人なんじゃないかとおもうよ）

トミーは過去の自分を変えようと、刑務所内で高校の卒業資格を取得したりと、努力をするのだけど、アンディの冤罪に関る、知らなくて良いこと。を知っていたがために、その努力は報われることなく、悪徳所長に殺されてしまいます。

ブルックスは、仮釈放されることになるのだけど、刑務所とシャバとのギャップについていけず、自殺してしまいます。

努力は必ず報われるとは限らない。長い間そこでしか通用しない世界に居すぎると、世間に入っていけない。この2人の方がよほど現実的で私は共感できました。

レッドも、アンディに誘われてなければ、ブルックスと同じになってたんじゃないかな。人との出会いとタイミングって、大事だよね。でも、人は心変わりする生き物だから、その関係がずっと続くとは限らないね。

猫月の評価：★★★☆☆（星3つ）
・物資の調達とか、好都合主義的なところが目立つ。
・脱獄成功＝ハッピーエンド的な終わり方。（それ、まだ何も解決してなくない？）

【映画】ショーシャンクの空に

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