昨日は定期検診でした。
術後4年の区切りとしてMRI検査を受けてきました。
この検査も6回目か7回目になりますが、
顎と額をバンドで強く固定され、さらに機具の中に頭を突っ込まれると、術後直後の状態とそっくりだと思いました。
あのときは上半身がほとんど動かせず、頭をわずかに傾けて、飲み込めない唾を唇の端から垂れ流していました。
そんな状態が丸2日も続き、まさに地獄でした。
でも、MRIは40分ほどで終わります。
40分であれば全然我慢できます。
検査の後はH先生の診察。
いつものように口の中を触診・視診すると「問題ありません」と言われました。
MRIの画像をパラパラと診て「問題なさそうです。もっとも画像は全部は届いていません。もし何かあったら連絡しますね」と言われました。
「すみません、ねこまたさん。もう一度口を開けてください」と言われました。
いつの間にか学生や研修医たちに取り囲まれていました。
「ここは再建した皮弁。色が違うでしょ。皮弁はどこからとったかと言うと左前腕…」と説明を始めました。
「手術してから4年ほど経つ。ものすごく経過良好な部類に入る。ここまで経過良好なのはねこまたさんの努力も大きいと思います。さっきのしゃべり聞いたでしょ?」
胸がジーンとなりました。
これまでは「経過良好です」とか「順調であると言えます」と言われてきましたが、今回は「ものすごく経過良好です」と“ものすごく”という言葉が入っていました。
辛かったリハビリ、がんばってきてよかったです。