どのように考えて、その株を拾って保有し、利確することができたのか。自分なりの型をいくつも見つけられると、その後も同じ型を使えるので負けにくくなります。
チャートで主に取引する方もこれに当たると思います。続けていると自分なりの型を何かしら持っているのではと思います。
色んな方のブログメモを拝見すると、その日のトレードしか分かりませんが、その方が買ってからどのようになって、どう売っていったのかが分かると気づきが多いです。人のやり方で自分でも工夫して使えるものがあれば試してみるのもありかと思います。
以前メモした通り、PFを組んでまして株以外のものにも投資しています。株の枠では選んだ地味株に分散、集中して投資します。優待目的株、配当株、そして売買を大方終えて初期投資を回収したまま置いてある無リスク株はこちらの枠外でとらえています。
今回はふたつ自分の型をメモします。あくまで結果論でして相場環境や銘柄によって条件は毎回変わります。
ひとつ目は一番わかりやすく投資コストも安くすむ「復調型」。
こちらは元々良かった企業が、ある要因で業績も株価も下がり、その後、その要因がなくなり株価が復調するパターンです。
●髙島屋 5年チャート
ということで、この型で最近わかりやすいのはコロナ禍での百貨店。インバウンドなどで業績が上がり、株価が上昇しました。コロナ禍により、好調の要因がなくなったので株価は大きく下落。コロナ禍が晴れていくとともに業績も株価も復調しています。
常にウォッチリストに気になる銘柄をまとめて入れておき、財務などは確認しておきます。業績が悪くなり下がった際に財務が悪ければ復調のスピードが下がる、または上昇期間が短いからです。そのような銘柄はリストから外します。
下がったら、下がった要因を考えて今後の復調シナリオを検討します。その後、試し買い。シナリオが描けなそうなら手を出しません。店舗だったら月次などを見ると足元の変化がわかります。
株価が復調してきたら買い増しし、元の価値に戻るまでホールド。要因によって時間がかかるものは多々あります。シナリオからずれなければホールドし続け、倍になったら利食い、またはいけるところまでホールドします。
黒転、回復するとわかりやすいほど上がっていく傾向があります。これは上昇ではなく元の価値に戻っていく形だと思います。以前こちらで何回かメモしたソニーGは、この復調型と次にメモする転換型の組み合わせです。
●ジャストシステム 長期チャート
二つめはビジネスモデルの転換型。こちらはうまく乗れると大きく上昇します。
わかりやすいのはジャストシステム。私と同年代の方ですと覚えているかと思いますが、昔はワープロソフトの一太郎などのパソコンソフトメーカー。Microsoftに市場がとられてワードに置き換り、きびしい業績が続きました。
2012年にタブレット型の通信教育スマイルゼミをスタート。ネット配信のモデルなのでストックビジネスです。2015年にショッピングモールに広告出展しているのを見て知りました。こちらが徐々に成長、株価は800円台から成長し、コロナ禍では塾に行けないこどものニーズを拾って8000円越えのピークをつけました。最近ではこちらでメモするスターツ出版も同じビジネスモデル転換型になります。
自分の投資のやり方を考えますと色んな型で投資していることがわかり、自分なりの型やルールが増えると株の楽しみが広がると思います。参考になれば他の型も折を見てメモしていきたいと思います。