手描き映画看板は祖父を思い出します。台南の「全美劇院」は今でも上映をする現役の映画館。私の祖父は新聞の広告文字や駅の看板、車やトラックの絵を描くペンキ屋でした。
時代は高度成長期。でも、写真やパソコンで描いたものなど無いですから、毎日毎日、いろんな場所でデザイン画と文字を描いていました。
だから、この映画館はちょっと思い入れ有り。建物の外観にあるタツノオトシゴも、なかの床にテラゾーで描かれているというトランプの図柄も、残したいとつくづく。劇場主の心意気に感心しきり。
絵を描くおじさんには、残念ながら会えなかったけれど、今、見られてよかったです。
3年ぶりの台南はおしゃれな店が凄い勢いで増えていて、驚きました。私の歩いた路地の家がカフェや雑貨店に変わっていくのは谷根千のよう。
新しい店と昔からある店を混ぜこぜに回るのが楽しいですよ!