昔々あるところに………すっごい派手派手しく煌びやかな衣装のナイスミドルがおりました。
彼の名はローリィ。愛の伝道師を名乗るお方です。
彼は、唐突に可愛らしいフリルたっぷりな赤色のずきんを取り出して言いました。


「蓮、お前ちょっとこれかぶれや。」

「お断りします。」

速攻で輝かんがばかりの笑顔でばっさり否定のこの男、名を敦賀蓮。

「失礼します。」

と、そう言って(遊ばれる前に逃げてしまえ)と踵を返して退出しようとするその背中に

「そうか………残念だな。オオカミな最上くんが待ってるのに。」

にやにやとしながらローリィが言う。
ぴたりと足を止める蓮。

「オオカミの待つおばあちゃんのおうちには、この赤ずきんをかぶった赤ずきんちゃんしか行けないぞ?全力で俺が邪魔するからなぁ~。………お前が行かないんだったら、ほかに誰に行かそうかなぁ……光とか似合いそうだし、貴島くんとかならおもしろがってかぶりそうだし、不破なんかにかぶせるのもインパクトあっていーかもな。」

ローリィは、にんやりニマニマと笑いながらフリルたっぷりぷりちー赤ずきんを指にひっかけてくるくると回して遊んでいます。

「………………………わかりました。」

そうたっぷりと苦々しい顔で間を取った蓮は、心底嫌そうな表情で手を差し出します。

そうして……長身で引き締まった身体に整った壮観な顔、抱かれたい男No.1な赤ずきんちゃんの誕生である。

やけになったのか、いっそ清々しいくらいの笑顔でフリルたっぷりぷりちー赤ずきんをかぶって森のおばあちゃんのおうちに向かう蓮。






「椹さんにここで待機って頼まれたんだけど……………なんだか、ぞわぞわする。」

そう青い顔で身震いする少女の名前は最上キョーコ。
もこもことしたライトブラウンの半袖半ズボンなツナギに、茶色のふさふさした耳としっぽに肉球グローブとスリッパなオオカミちゃんです。
話の都合上、おばあちゃんを装っていなくてはいけないのでとりあえずベットの中でおふとんにくるまっています。

そのおばあちゃんのおうちに、するりと入ってくる男。頭にはフリルたっぷりぷりちー赤ずきん。

「お邪魔するよ?」

キュラキュラとなんだかぐさぐさと刺さる笑顔で笑う………この赤ずきんちゃんなんか怖い。

「ひぃっ!!」

オオカミさんが真っ青な顔でガクブルと恐怖に震えています。
そんなオオカミさんに乗り上がるようにペッドへと手を付いた赤ずきんちゃんは言いました。

「ねぇ?どうして最上さんの目はそんなにかわいいの?ねぇ?どうして最上さんの唇はそんなに美味しそうなの?ねぇ?どうして最上さんは…………いつも俺を煽って、どうしてくれようか……って気持ちにさせるの?」

と、濃厚な色気を纏った夜の帝王のように妖しく。

(いやぁぁぁ~~~~~!!なにこのイジメっ!!)

と、涙目で怯えるオオカミさん。

そのオオカミさんの唇をつぅっと親指でなぞる赤ずきんちゃんは、目をすっと細めて囁きます。

「そんな目で見て………たべられたいの?」







そんな妖しい空気漂うおばあちゃんのおうちの外には、ぶるぶると震える手で猟銃を握りしめた青い顔の猟師な社さん。

「無理無理無理!無理だよ!!俺、あんなこっわい赤ずきん退治出来ないよ!!!」





終わっとけ。




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たまに、ばかなのをなんも考えず書くの楽しい。( ´ ▽ ` )ノ
想像力を豊かにして読んでね★







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