熱が下がったので5日ぶりにお風呂に入った。
それでもまだ熱がぶり返すといけないので、
体を冷やさないように湯船の中でタオルで体をこする。
湯船のお湯がみるみるおお~ッッと言う感じになった。
そうか、アクとアカは語源が同じだったんだ。
もともとめんどくさいので風呂はあまり好きな方じゃない。
5日風呂に入らないのも、貧乏だった学生時代には無かったことじゃない。
そもそも、日本人が毎日風呂にはいるようになったのは、
内湯が普及したここ数十年のことじゃないか。
江戸時代には銭湯があったじゃないかといっても、
人間が多い都会のことで、温泉地以外の田舎ではそんなことはなかったはずだ。
美容院に行くと毎日髪を洗うのを勧められるが、
日本髪を結っていた女性達がいったいどれぐらいの頻度で髪を洗っていただろう。
風呂は皮膚病にかからない程度にはいったらいいんじゃないか。
それと、フケと体臭で他人に不快感を与えない程度に。
なんだかんだ言いながら5日ぶりにお風呂に入り、
つるつる、ぴかぴかで爽快で幸せになったのであった。