これはウォルマートで買ったもの。他にも不織布で作られたものを愛用していたのだが、愛用し過ぎて、ぶっ壊れ。
そしてもう一つ。これはかなり昔の香港で買ったもの。かなり年季入っている。
私が上海に住み始めた2003年ごろは、まだまだ環境への配慮意識は低くて、スーパーで買い物して「この袋に入れてくれ」と言っても「ハァ?頭おかしいのか?」みたいに言われたのだが、私が住んでいる間に、スーパーだけでなく、商業施設でのプラスチック袋使用禁止となった。
しかし、これはすんなりと実行されたわけではなかったように記憶している。なぜなら、生鮮食品を扱う団地の中の市場なんかは、量り売りしたものをビニール袋に入れて渡されるし、それ以外にも量り売りするものがあるので、それはどうするんだとか、反対派もいたが、最終的にはエコバッグ持参が普及したように思う。
プラスチック袋、ビニール袋の使用減少は、環境に配慮する意味もあるだろうけれど、処理能力の限界もあるのではないかと思う。生ゴミは畑にまけば肥料にするが、化学製品は土に還ることなくいつまでも残る。都市の問題としてゴミ処理があるけれど、日本よりも香港よりも早くプラスチック袋廃止を英断した上海。ようやく、日本も香港も無料の袋廃止になりつつある。
近所のスーパーでは、会計用のカゴにエコバッグを入れて、そこに品物を入れてもらう人も見かけた。私も常にエコバッグを持ち歩いているが、会計の前にカバンから取り出してスタンバッておかねばならないなあと反省する。コンビニに店員さんは、「こちらのレジどうぞー」と言いながら、レジ袋を用意している。素晴らしい訓練の賜物だ。袋を取り出している間に商品は袋に入れられ、お会計を待っている。
おかげ様で、我が家のゴミを捨てるためのアイテムになっているが、近所のスーパーみたいに袋持参で2円引きにしてくれたらいいのにと思う。
香港でも有料化され、私の大好きなM&SやG.O.Dでも「袋いる?」と聞かれて「YES」と答えるとお会計に加算されている。
日本でも、消費性石油製品の使用をやめようという動きがあり、それは素晴らしいと思う。が、そのためには、便利な生活に慣れきった意識を変えていく必要があるだろう。コンビニで買い物して、袋がないと言って暴れるおっさんが出てくるだろうから、まずそういう人たちに教育的指導。
さて、このバッグが出てきたからには使わずばなるまいて。
明日からサブバッグはこれにするか。かなりオシャレだと思うのだが。