Vストローム800DEの作業記録です。
チューブタイヤなので、出先のパンク修理に対応すべく
まずはホイールの脱着ができるかを検証してみました。
自分のための備忘録的メモなので、興味ない方はスルーでお願いします。
締め付けトルクは、ネットで拾った他車種の情報や、
作業前にボルト・ナットの位置をマーキングし、一度緩めた後で
マーキング位置まで締め込んだ時のトルク値を記録し、
総合的に自己で決めた値です。
↑フロントの車体右側
シャフトのナットは27mm、締め付けトルク:100Nm
↑フロントの車体左側
六角形の穴は19mm、マーキングはしたけど、実はこっちは刺さっているだけ。
ピンチボルトを先に緩めると、反対側のナットを緩める際にコイツが空転します。
一応、この穴サイズの工具は用意してあります。
↑リアの車体右側
シャフトのナットは32mm、締め付けトルク:110Nm
↑リアの車体左側
こっちは刺さっているだけ。
反対側のナットを緩めたり締めたりする際、回転しない構造です。
↑フロントのナットを少し緩めた後、センタースタンドを掛ける。
家のガレージが登り坂なので、フロントタイヤが浮かずジャッキ併用。
↑ABSセンサーを外す。写真左側のぷらぷらしてる線。
ボルト2本とも締め付けトルクは12Nm。
↑フロントブレーキを両側とも外す。
左右で4本のボルトの締め付けトルクは25Nm。
ブレーキパッドの残量は3mm位でした。(走行11000km)
↑外したブレーキは邪魔になるのでフレーム下部に縛っておきます。
マジックテープのバンドは車載工具として数本持っています。
安くて軽いし、いざという時にも使えるので常備するのが良いでしょう。
→フロントアクスルシャフトのピンチボルトを緩めると、車体左側にシャフトが抜けます。
ピンチボルトの締め付けトルクは25Nm。
右下に転がっている膝あてマット、これは結構便利アイテムです。
作業上、膝をつく場面は多いですがだいぶ快適になります。しかも安い。
↑フロントホイールの取り外し自体は簡単でした。
取り巻きのABSセンサーやブレーキキャリパーが面倒な位かな。
↑車載工具だけで脱着できるのかは、この機会に検証しておきました。
トルクレンチは車載しないので、締め付け時の力加減は体で覚えておくべきと思います。
↑今度はリアアクスルシャフトです。32mmで締め付けトルクは110Nm。
フロントよりは若干強めに締まっていました。
センタースタンドについているフラップは、お手製の試作品です。
フロントタイヤの弾いた釘をフラップで叩き落とし、リアタイヤのパンクリスクを下げます。
(どれほど効いているのかは分かりません)
↑チェーンが自重で下がっている状態。12cmの位置で読みます。
スイングアームに線があるので、ここを目印にしました。
自分なりの基準を決めておくのがポイントでしょう。
↑チェーンを上に引き上げた状態。10cm位の位置なので、チェーンの弛みは2cm。
現状は適正値ですね。
↑チェーンの張り具合はこのボルトの突き出し量で調整します。
ここで測っても良いし、上部にメモリもあります。
(ボルトの頭と接触する四角い台座は、左右にカタカタ遊びがあるので位置決めしにくい)
↑リアホイールを外すには、チェーンを緩める必要があります。
このテンション用のボルトを引っ込めます。
↑リアホイールを一度前に押し出すと、チェーンが外れます。
邪魔なのでスイングアームに引っ掛けておきましょう。
↑リアにもABSがあるので、センサーを先に外しました。(締め付けトルクは12Nm)
ブレーキキャリパーはボルト2本を外せば引き抜けます。片方はなぜか6角穴タイプ。
普通のボルト側は締め付けトルクが25Nm。
↑リアアクスルシャフトのナットを外し、シャフトを車体左側で引き抜きます。
リアホイール中央には左右にカラーが嵌っており、ポロッと取れるので注意が必要です。
んで、これが地面を転がるとグリスに砂・小石がくっ付いてイラっとします。
このカラーは少し外れにくい機構にして欲しいですね。
↑リアホイールをつける時は、チェーンをリアスプロケットとホイールの隙間に落とします。
スイングアームに掛けたままだとシャフトを通す際に邪魔です。
余談ですが、スプロケットのボルトは締め付けトルクが60Nmでした。
この辺りは結構力が掛かるので、そういうものでしょう。
小さいソケットレンチだと、フルパワーが必要になります。
↑リアホイールの取り付け時、いい感じにタイヤを浮かせつつ、車体左側から
シャフトを差し込む必要があります。
前述のポロッと取れちゃうカラーがウザく、一人作業では地味に高等テクニックを要します。
初めてなので、5分位は格闘していました。
足をタイヤの下に差し込むのが自由度が高くて良いみたいです。
↑参考までにリアブレーキのキャリパーサポートは、チェーンの張り調整のため
スイングアームから外れる構造です。
やはり、リアホイール脱着の方が一手間多い印象ですね。
(パンクしやすいのがリア側なのが残念ですが)
【その他ポイント】
・作業する前はタイヤを空転させ、回転の重さを把握しておきましょう。
・25Nmはこれくらい、100Nmはこれくらいという力加減を体得しましょう。