メインクーンのピノ緊急入院しました。
いつも通りにお客様とのんびり過ごしていたら急に聞いたこともない叫び声をあげて息が荒く口呼吸をしだしました。
ねこスタッフみんなもびっくりしてピノの周りに駆けつけました。トイレのある控え室までは歩いて辿りつきましたが、叫びはおさまらず尋常ではない様子からお客様も心配して「病院へ連れて行ってください」と退店してくださいました。
土曜日の18時20分でしたから、かかりつけの病院も近くの病院もどこも電話に出てくれません。
その間にも叫びはひどくなり、足腰が立たなくなってきました。いろんな病院へ電話をして、なんとか夜間診療してくれる健軍の病院を紹介してもらい、19時には着く事が出来ました。
病院へ行く間も叫びながら口を開けて荒い呼吸をしながらとても苦しそうでした。
酸素吸入しながらすぐに診てもらった結果「心筋症により血栓が飛んで足腰が立たなくなったと思われます。肺水腫も見られるので非常に危険な状態です。出来る限りの治療をしますが、治療中に心肺停止することもあり得ます」と言われてしまいました。
また心筋症。
「猫の心筋症は、決して珍しい病気ではありません。心筋症には肥大型、拡張型、拘束型などがありますが、猫で多いのは肥大型心筋症です。症状の有無に関わらず、約7頭に1頭がかかっているともいわれます。幅広い年齢層がかかり、初期症状がわかりにくいことも特徴です。進行すると呼吸困難や血栓症など、重篤な病気に至る可能性があります」
「好発する猫種はメインクーン、アメリカンショートヘア、ラグドール、ブリティッシュショートヘア、スコティッシュフォールドなどが比較的多いとされています」
「動脈血栓塞栓症では、猫にとってかなり強い痛みを伴います。心筋症の治療中に起こることもありますし、心筋症が分かっていない状態で動脈血栓塞栓症になることもあります」
(画像は「猫の病気事典」より)
ピノはまさにこの状態でした。
ガレくんに黒みつにピノまで心筋症と言われどうして良いかわかりません。
なりやすい猫種と言われてもピノは激しく運動するような子ではなかったし、いつも通りに穏やかに過ごしていたし、呼吸が苦しそうな様子も見た事がなかったので、あまりの急変ぶりに私までパニックになってしまいました。
先日から黒みつ、バニラ、ピノと病気の報告続きとなってしまいました。シニアになるという事はこんな事がこれからも増えていくという事なのかと打ちのめされています。
今夜は夜勤の先生が診てくださって何かあったらすぐ連絡しますとの事でした。私には祈る事しかできません。
