こんにちは。

雨の岐阜市です。

 

ぽよくんの授業の付き添いから

帰ってきたよ。

 

朝、校舎に向かっていたら

羽ばたこうとしては

数センチしか飛び上がれず

立ち往生している

小さなスズメを見つけた。

 

外気はひんやりとしている。

 

小さな体が冷えて

衰弱してしまうのではと

心配になって

 

せめて屋根のあるところに

運べないだろうかと近づくと

 

飛べはしないスズメは

パニックになりながら

ぴょんぴょん逃げていってしまって

保護することができなかった。

 

体育館の屋根の下に隠れていた

仲間のスズメが

心配して、雨の中に出てきた。

 

雨に濡れた羽が重くて

飛びたてなくなったらしい友達を

心配している、というよりは

友達を追いかけている「私」に

不安を抱いていたみたい。

汗。

 

中途半端な同情心で怖がらせて

きっと、余計に体力を

消耗させてしまっただけだったろうね。

ごめんね。

 

付き添いを終える頃には

空は穏やかになっていて

傘を閉じて歩いた。

 

朝のスズメを探しながら

グラウンドの端をうろついてみたけれど

小さなスズメは

どこにもいなかった。

 

また空がぱらぱらと

涙を零しはじめると

むしょうに紫陽花を見たくなった。

 

近所に、びっくりするほど

紫陽花が群生している道があったから

わざわざ遠回りをして

その道に向かったの。

 

 

 

紫陽花はなかった。

 

 

一輪として。

 

 

 

白いフェンスに沿って

あんなに続いていた株自体がもう

嘘みたいに消え失せていた。

 

いつから無くなっていたんだろう?

 

生い茂りすぎて

道路を侵食しかけていたから

除去されたのかもしれない。

 

梅雨の時期、

ただの無名の道路に

これでもかというほど

色とりどりに紫陽花の咲く

美しい道を知ったのは

引っ越してきたその年の6月だった。

 

この2年ほどは

6月にその道を通ることはなかった。

ふと、あの紫陽花の群生を思い出して

心惹かれることはあったけれど。

 

「またいつでも見られる」

と思っていたのだった。

 

もう、二度と

見ることのできないもの

だったんだなぁ…。