高田:ピンで活動されているしげかずさんですが、コンビを組まれたことは?
しげかず:ないですね。キングオブコントの前とかで即席ユニットを組むことはありますけど、それ以外は基本全てピンです。
高田:お笑いを始められた時から、すでにピンでいこうと?
しげかず:漠然とですが、最初はコンビでやった方がいいかなと思っていたんです。でもやり出して一ヶ月でピンの方が向いているなと感じたので。
高田:性格的な部分でですか?
しげかず:そうですね。「コンビ組んでくれませんか?」と言っていた人たちと話したんですけど、なんか違うなと感じたんですよ。多分、フィーリング的なものだと思うんですけど。
高田:我は強い方だと思われますか?
しげかず:そんなことないと思うんですけど、自分のやりたい笑いというのは、しっかりある方なので、そこは譲れないかなという感じですね。
高田:誰かとやったら、かちあってしまうと?
しげかず:なんか矛盾する言い方になってしまうんですけど、コンビでやったら譲ってしまいそうな所もあるんですよ。
高田:では揉めたりとか、喧嘩したりとか、そういうことをする性格でもない?
しげかず:喧嘩とかは絶対しないですね。
高田:ご自分で温厚な方だと思われますか?
しげかず:温厚だと思います。
高田:あまり怒りの感情とか露にしたりとかされない?
しげかず:常にむかついてはいるんですけど(笑)。
高田:どういう時にむかついたりされるんでしょう?
しげかず:例えば舞台に上がったとして、自分としては楽しかったのに、それが伝わっていなかった時とかは、むかついたりします。
高田:そういうむかつきは、どうやって解消されているんですか?
しげかず:これが解消と言えるかはわかりませんが将来、売れて成功してやるぞ! とそっちの原動力に変えるようにしています。
高田:お笑いをやられる前は、どんな感じでしたか?
しげかず:完全に“無気力人間”でした。
高田:NSCに入られたのは?
しげかず:26歳になった頃ですね。
高田:入学される年齢としては、遅い方ですよね?
しげかず:かなり遅いです。社会人を経て入ったので。
高田:ちなみにどんなお仕事を?
しげかず:服屋で働いてました。
高田:では、ファッション的なことに関しては?
しげかず:凄いです。
高田:凄いですか?
しげかず:凄いです。
高田:凄いというのは、どのように?
しげかず:う~ん。誰を見てもそんなにオシャレだとは感じないんですよ。
高田:それは一般人、芸能人問わず?
しげかず:問わずですね。率直に言えば、似たような人たちが多いなと思ってしまうんです。
高田:それと比べたら『俺の方が勝ってるぜ』と?
しげかず:勝ってるぜ、とは思わないですけどね。僕、別に服とか好きじゃないんで。
高田:えっ、好きじゃない?
しげかず:好きじゃないですね。
高田:でも服屋で働いてらっしゃったんでしょ?
しげかず:はい。もしかしたら好きなのかも……と、思っていた時があったので、その可能性はどうなのか確かめたかったんです。でも結果的に言えば好きではなかったんです。
高田:お笑いの場合は実際にやってみられてどうでしたか?
しげかず:好きですね。だから続いているんだと思います。
高田:始める前はどうでしたか?
しげかず:ここまで続くとは予想していなかったです。すぐに向いてないと感じて、辞めると思っていたので。
高田:今おいくつでしたっけ?
しげかず:28歳です。
高田:NSCでは何期にあたるんですか?
しげかず:31期ですね。週に一度、同期連中で集まって、大喜利ライブをやったりしています。
高田:それはイベントで?
しげかず:いえいえ、プライベートです。誰かの家に七、八人集まってやるんです。
高田:その大喜利に参加されている方は?
しげかず:マザー周とかゴサイサの二人とかです。
高田:大喜利的なことは、昔からお好きでしたか?
しげかず:以前は大喜利のこと自体を知らなかったんです。やってみたら面白くて、はまったという感じです。
高田:先ほどからお話をお聞きしてて感じていたんですが、かなり率直に発言される方ですよね?
しげかず:そうですかね。
高田:あまり気持ちを偽らずに、思ったままを言っていただいているような気がします。
しげかず:じゃあ偽った方がいいですか?
高田:いえ、偽らなくていいです(笑)。
しげかず:確かに裏表は無い方だと思います。
高田:学生時代は、どんなタイプでしたか?
しげかず:ずっと一人でしたね。
高田:お友達とかは?
しげかず:幼稚園から中学までエスカレーター式だったので、幼馴染とかとはたまにしゃべったりはしていました。
高田:高校は?
しげかず:ず~~~~っと一人でしたね。