ノリに乗っているミニオンの新作がついに公開です。
怪盗グルーのミニオン大脱走
を観てきました。
公式サイト:http://minions.jp/
「怪盗グルーの月泥棒」「怪盗グルーのミニオン危機一髪」に続くシリーズ第3弾。
特典付き前売り券があっと言う間に売り切れていたことでも注目していた映画です。
本作を見てきた感想をざっくり一言で言うと
うーん・・・いまいち
というちょっと残念な感じに。
もうちょっと詳しい感想を書いていきます。
●ちょっと散らかりすぎじゃないか?
イルミネーションエンターテインメントさんは、ディズニーやドリワよりもキャラ重視で、凝った脚本みたいな狙いじゃないって話は聞いてはいるものの、今回それにしてはストーリーが散らかりすぎじゃないかが気になりました。
本筋としてはグルーとドルーの物語があるのですが、それに加えて
・グルーとルーシーのリストラ話
・ルーシーの親としての成長話
・ミニオン達の反発話
・アグネスのユニコーン捜索話
・対バルタザール・ブラッド話
といった複数の内容が混在しておりまして、これがあまりうまいこと絡み合ってない。
グルーが優しいパパっぷりを披露しているところとか、ミニオンがすごく魅力的なアクションをしているところなど、キャラ重視らしい素敵なシーンは多数あるんですが、映画として90分ぐらいのつなぎで見ると、場面によって繰り広げられていることに差があって、まとまりのなさが際立ちました。
最終的に観終わった後に「楽しかった」よりも「結局なんの映画だったんだ」って後味の方が、私は濃く、満足感は得られませんでした。
正直、TVサイズの方が向いている気がする内容な気が。
●グルーの映画!にしては意味なし
キャラクターの出番の差も意外と気になりました。
ネファリオ博士がやっつけ気味なギャグで完全退場なのには笑ったものの、あいかわらず姉妹の中でイディスの存在を持て余している感じなのはすごくもったいなく感じました。三姉妹では一番のお気に入りの娘なんで、もっと活躍して欲しいです。
前回は出番が少ないなか悪ガキっぷりを発揮して目立ってたものの今回は結構空気。
また「ミニオンズ」という活躍の場が別で出来たせいか、ミニオン一同の活躍も控えめ。
日本では思いっきりサブタイトルになっていますが(原題はまんま「DespicableMe3」)、「2」のようにミニオンがストーリーにおいてキーキャラクターになるわけではないので、今回の控えめな扱いにがっかりするミニオンファンも多いんだろうなぁ、と思いました。
結局どこに比重が置かれているかといえばやはり、グルー。
完全にグルーの出番を最優先にしたバランスでした。
じゃあ肝心のグルーの映画になっているか、と言えばそれも疑問。
間違いなくグルーの活躍や人柄を描いた映画なんですが、グルー自体のドラマとしても別にこの映画の中でグルーが成長するとかグルーが発見をするみたいな変化は起きないから、なんだか出番ばっかりある割に意味は乗ってこない。
パパとしてのグルー、兄弟としてのグルー、ヒーローとしてのグルーなどいろんなグルーをたっぷり描きました・・・って感じのやまなし、オチなし、意味なし映画。それが「怪盗グルーのミニオン大脱走」だったんじゃないかと今では思うぐらいです。
バルタザール・ブラッドも良いキャラなんだけどドラマとしての絡みがないのもったいない気がするなぁ。
「1」や「2」に比べて、なんだか圧倒的にスケールや質が落ちたんじゃないかと思った本作。作品ブランドが最高潮に達しているタイミングなんだから、もうちょっと違う作品が来て欲しかったなぁ・・・というのが正直なところです。
悪い意味でこれがピークにならないことを祈ります。
ここは「ミニオンズ2」に期待かな。
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