名簿には17名の名前が並んでいるが、
今日の出席は10名。
昨日に比べて、すでに2名少ない。
病欠か、何なのかは不明。

私自身も昨日の夜は、本当に続けていけるのかとても
不安だった。

自分で自分を変えたい、変わりたい。

予想がつくような未来は、夢がなくて嫌だ。

それが、自分を励ます言葉の一つだ。

広東語ができるようになったからといって、
生活が大きく変わるかどうかは分からないが、
自分で未来を変える道具を手に入れようとしていることは確かだ。

初級なのに、なんでいるの?
話せるのに、私を悩ませないでよ。

隣の席のイギリス人の奥さんは私にこう言った。

私は長く香港にいるから、少しは話せることはあるかもしれないけれど、
センテンスをまねして使ってきただけなので、発音が勉強したい。
でも、ローマ字で単語は出てくるし、説明も英語だし、
あなたにだって有利な授業でしょ?

そう言ったら少しは分かってくれたのか、な?

その隣のイギリスのおっさんも、同じような勢いで加勢したので
結構辛かったよ。

同じクラスにいたって、みんながみんな同じ能力であるはずがない。
初級の中の初級の人もいれば、初級の中の中くらい、初級の中の上級がいるのは
当たり前だ。

学生一括りにしても、同じ学生がいる訳ではない。

同じカテゴリーにまとめられるだけど、その中身は一人一人が違う学生だ。
学生業をやるだけでいい学生が私はうらやましいよ。
私なんて、昨日は3時だったよ、寝たの。
でも、これは、絶対に愚痴らない。誓う!
子供にも、誓う。
昨日のママはとてもみっともないママだった。

それでも今日は6時に起きてごみ捨て
(ずっとしてなかった。風水的にも悪いと思って、昨日とは反対の流れで支度した。)
それから洗濯物たたみ、洗濯、弁当づくり、朝ごはん、シャワー。
5時半に起きなきゃと思っていたけれど、ロークオリティー、
回転だけを考えるだけでいいなら6時で大丈夫だった。

お湯を準備するポットは捨てた。

無駄だと分かった。必要なときに沸かすのが一番いい。
お湯があると思って、使わないといけない
(いけないって思ってしまうところが嫌。)
かえってお弁当の準備が遅くなる。

なければないで、済む。

いろいろ準備しておくと、準備したものを使おうとして
感が鈍るというか、そう、本当に無ければ無いでいい。
必要ならば、そこから作るのだ。

お弁当の準備のための準備をしないで済むって分かっただけでも
めっけもの。

すべての時間を勉強にあてることができないからこそ、
その時間を大切にしようとする。

そんな自分が見えてきた。

もっと工夫をすれば、学生業だけをしてすごせる人を
うらやましいなんて思わないですむだろう。

同じクラスのクラスメイトを妬んだり、ひがんだりせず、
そんな思いをめぐらせる暇があったら、
工夫や努力ででっかく自分を成長させるしか
ないのだ。

誰もが他の人のほうが自分より出来る、風に思ったり
感じたりするのは、仕方がないのだ。
自信が無い人は、きっとそのサイクルから抜け出せず、
いつまでたっても自分の枠から抜け出せない。

自分の未来を変えるのは自分、
たとえ他人に変えられても、きっと満足いかないのも自分。
自分に変えられなかったら?それはもう受け止めるしかないのだ。

誰に褒めてもらわなくていい。
主婦業も、育児も、学生業もやってく。

続けて、終了して、自分の納得いく未来を手に入れたとき、
自分で自分を褒めたい。

あいしてるよ~。