去年6月、千葉県館山市の館山城のあとに訪れたのは、同じく館山市の稲村城です
戦国時代の千葉・房総に覇を唱えた里見氏は、新田氏の庶宗家であり、鎌倉時代末の動乱では惣領家の新田義貞と行動をともにしています
安房に根づいた里見氏は、戦国大名として成長して房総に割拠し、3代当主・義通、4代・義豊、いわゆる前期里見氏の居城が稲村城でした。
「天文の内訌」によって、義豊が従兄弟の義堯に攻め滅ぼされると、里見氏の嫡流は途絶え、義堯を祖とする後期里見氏に代替わりすると稲村城は廃城となりました
2012年1月24日に岡本城(南房総市)とともに「里見氏城跡」として国の史跡に指定されています。
まず上図の下からアクセスしようとしましたが、図にもある通り、通行止めとなってました
矢印の看板はあちこちにあるので迷うことはありません
が、それにしても大回りで、目指す城になかなか辿り着けません
ようやく山に入ります、と言っても小山程度ですが
赤丸部分
尾根伝いに主郭へ向かいます
堀切登場
ちょいとヤブですが、しっかりあります
主郭へ上がります
主郭は草ボーボー
奥まで行こうとしましたが、あまりの草でこれ以上は進めませんでした
気を取り直して土塁の方へ
・・・が、ヤブがひどく、途中までで先に進めませんでした
今度は尾根伝いにさらに奥へと向かいましたが
こちらもヤブがひどくて進めませんでした
というわけで、ここから下山
また尾根伝いに戻る道ではなく、何やら最短コースで帰れそうな道があったので降りてみました
しかし、この道が途中で行けそうもないヤブになってしまい、せっかく降りたのにまた登って戻りました
しかも朝か前日の雨のせいか、かなりぬかるんでいて、滑ったり転んだり
途中、2頭の子鹿が走りまくっていてビックリ
さすがに動きが早すぎて写真には収められませんでした
以上で攻城終了
なかなかの遺構が残りますが、訪れたのは6月半ばで、ヤブがひどくて残念でした