右上矢印「シロアリは梅雨時期や夏の時期に活動するもの」・・・と考えてはいけません!


今回ご紹介します施工例は、市内のF様宅です。


年内に畳替えをしたいと考えておられたので、下見と打ち合わせを兼ねて伺いました。


3部屋の和室のうち1部屋(6畳間)には、畳の上にカーペットを敷かれてあり、その上にベッドなどが設置されていました。


畳の現状を確認するためにカーペットの一部をめくってみると、畳のゴザの様子が変なんです。

框(畳縁が付いていない所)部分がほつれたようになっていました。


これまでの経験からすぐにシロアリ被害を疑いました。


案の定。


畳や床板他がシロアリの餌食になっていました。(お客さんも見てビックリ!)





現状からみて、畳替えよりシロアリ駆除工事のほうを優先したほうが良いことをお客様にアドバイスして、その後に畳替えをすることに。。。


現状では床板等にはシロアリはいなかったのですが、床下の蟻道の中には寒さをジッとこらえて動きがかなり鈍いシロアリがいることを確認。



後日、畳替えをするために部屋の家具をすべて移動させたところ、これまたシロアリの餌食となった畳が数枚現れました。



予算の関係上、今回は被害を受けた3枚だけを新調畳に交換し、残りの3枚は表替えすることに。



納品した新しい畳右上矢印



残る部屋の畳はすべて表替えでOKでしたので、後日すべての作業を完了できました。


お客様からも、「おかげで早くシロアリ被害を見つけることができて良かったです!」・・・と感謝のお言葉を頂きました。


このように、冬でもシロアリの被害はあり得ますので、時々は、室内の点検をされてはいかがでしょうか。


また、畳の上に長期にわたり上敷やカーペットを敷いて置くのは総合的に見ても良い事ではありません。

ホコリも溜まりますし、ダニなどの住処にもってこいの場所となりえます。


畳の上の敷物は、時々めくって掃除機をかけたり、畳に風を通したりされることをお勧めいたします。