新谷仁美選手と森政監督のこと | ネギちゃんだぜぇ~

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新谷仁美選手 アスリート・オブ・ザ・イヤー受賞
去年の12月に陸上女子1万メートルの日本記録を塗り替えた新谷仁美選手が、日本陸連の年間最優秀選手に選ばれた。
昨季はハーフマラソンの日本新、5000メートルで日本歴代2位を記録している。

 

 

インタビューでは、周囲の関係者や応援してくれている方たちに感謝を述べ、表彰の喜びを語った。
ファンへの思いや競技への覚悟は、プロ・アスリートとしての凄みさえ感じた。

「2020年は挑戦の1年、応援に感謝した1年でした。」とした上で、日本選手権1万メートルで3位以下を周回遅れにした圧巻のレースについて「もう過去の思い出でしかない」と、前だけを向いて挑戦し続ける決意を語った。かっこいい人だなぁ.....ホレボレ

 

2020年12月5日のブログ

 

 

つい先日、前の興譲館高校陸上部監督だった森政芳寿氏のネット記事を目にした。

中学生時代の新谷選手の才能を見抜いた人だ。

 

当時まったく無名だった高校1年の時に、高校駅伝の全国大会でいきなり1区で区間賞を取り、チームは初の7位入賞。区間賞はまぐれのように言われ、新谷選手一人のチームとも言われた。

しかし2年時には、外国人留学生との壮絶なデッドヒートを制して、驚異の19分切りの区間新記録で区間賞に輝き、チームは2位に躍進して岡山に興譲館ありを強烈に印象づけた。

 

さらに3年時には、ライバルのいない一人旅でも区間記録を更新し、チームは悲願の初優勝

1区の18分台は新谷選手の2回しか記録がなく、この時の18分52秒は15年間破られていない。

この2年間は、重友梨佐選手、高島由香選手という後のオリンピアンが3人揃っていた。

 

重政監督は在任した15年間で、5年目のシーズンから11年連続入賞10年連続表彰台(優勝2回)という強豪校に育て上げて、実業団のTOTOの監督に転身された。

 

ネットで読んだ記事によると、現在は広島県福山市にある銀河学院高校の部員8人の陸上部で、一からチーム作りをされているそうだ。 ※銀河学院は県境にあるので、ネギちゃんちから近い。

 

強い選手を育てた一方で、「たくさんのいい選手を潰してきた」と苦悩も味わったという。

「チームの中心ばかり見てしまった。例えば、新谷がいたとしたら、その選手に合わせてメニューをつくってしまった。陰で泣いた子はいると思います。」 

 

強豪チームの宿命だろう。いや、スポーツをする以上は、どのレベルであっても似たようなことが起きる。

低いレベルに合わせては上達しない。小さなチーム(弱いチーム)ほど指導体制も貧弱で、選手のフォローが手薄になりがち。くじける子がいても、向上心や競争心を育むのもスポーツの意義だと思うし.....。

そして指導者は同じように悩んでいると思う。 ※ほんのちっぽけな経験談.......

重政監督の今後が気になってしまう.......。