高校を辞めたKは、就活も通学もしていない・・・いわゆるニートになりました。
毎日家にいたのではいけないので、
せめて週1回2時間、
福山市勤労青少年センター「Buchiパルふくやま」で行われている
”社会体験活動プログラム”には通いなさいと話しました。
でもKは「俺はニートじゃない、俺は大丈夫」と言い
社会体験活動プログラムに行くのを渋りました。
この社会体験活動プログラムはひきこもっている人が外へ出るきっかけに、
そしていずれは就労に結びつくように・・・と行われている
広島県福山市の若年者自立支援事業です。
そこで、買い物に出るついでに、館長さんにお母さんが話があると説明し、
Kを連れて館長さんに会いに行きました。
館長さんは私の父が3月の説明会に来ていたことを覚えていて下さって、
それまでに何度か電話をくださっていました。
「一度、K君に会いたいですね」
気に掛けてくださる館長さんのお気持ちが有り難かったです。
事前に電話をして伺ったのですが、
玄関で館長さんは満面の笑みで迎えて下さいました。
私自身は一度館長さんにお目にかかって
事情をお話ししていました。
ですので、この時館長さんは息子に熱心に話しかけて下さいました。
Kと話をしながら、館長さんは時折
「いや~~K君いいな~~」と言って下さいました。
館長さんは私にも「お母さん良く勉強されましたね」と言って下さいました。
このところずっと、Kのことで誰かから注意されたり責められたりで、
情けない思いばかりしてきた私は、そんな言葉をかけて頂くだけで
涙が溢れてきたのでした。
「とりあえず金曜日の2時においで」
そう言って頂いた帰り道、
車の中で、Kはいつもより沢山話をしました。
その後、数回は参加出来ず、初参加はグランドゴルフになりました。
私は芦田川で開催されたカヌー体験に一緒に参加したり、
パソコン教室を見学したり、数回お邪魔させて頂きました。
ある時は、プログラム終了後に皆さんに誘われて、
Kは花火大会に行きました。
久々に楽しく過ごせたようでした。
けれど、週に1度は少ないし・・・
将来の自立へ向けて他に参加出来るものは無いか?
いろいろ私なりに調べてみました。
その中で若者サポートステーションという事業があることを知りました。
早速検索したところ、広島ではNPO法人キャリアネットさんがあり、
広島市に若者交流館という場所があることを知りました。
でも、広島市は遠くて通えません。
岡山には以前Buchiパルさんで講演をされた方がおられるリスタートさんがありました。
でも、岡山も遠くて通えません。
他にもフリースペースとか探してみましたが、
Kが通えそうなところはなかなか見つかりませんでした。
若者サポートステーションについて調べているうちに、
全国的にみるとスキルアップに重点をおいて
活動しているNPO法人もあることを知りました。
スキルアップならパソコン教室でも良いようなものですが、
近所のパソコン教室で男の子が仕事に繋がりそうなスキルアップ講座は
10万~20万もするみたいでした。
この内容だったら私でも教えられる!勿体ない!
そう思ってやめました。
そんな時、Buchiパルさんの就労体験をお手伝いする機会を頂きました。
会社のホームページを作成する作業のお手伝いです。
ボランティアで参加する中で、私は普段思っていたことを
依頼元の会社の方に何気にお話ししました。
ニートの子が就職するのは、少々難しいです。
就職出来る職種も限られてきたりします。
でも何か得意な事があれば・・・・・・
ひきこもってパソコンばかり使っている人は
パソコン操作は結構得意です。
中には凄く詳しくなっている人だっています。
人にもよりますが、
Kのように短時間でテキパキ仕事をこなすのが難しいタイプや
体力的に肉体労働が向かないタイプに
そういう仕事をしなさいと言っても、
不適合から就職後も困難が続いた場合、克服出来なければ、
折角就職しても辞めざるを得なくなります。
「出来れば得意な事を伸ばして
社会の役に立てる人になってほしい。
本人も自信を持てるし自立への近道だと思うんです・・・
理想論かもしれないけれど、私はそれを実現したいです。」
と言うと、その方は
「いいじゃないですか?やってみれば?」
と、後押しして下さいました。
Buchiパルの館長さん、デザイン事務所をしている私の同級生、
お世話になっている会社の方などに
私が自分の考えを話すと、皆さん良いことだからやってみたら?と
言って下さいました。
そして私も”やりたい”と思いました。
自分が組織を立ち上げるなんて思いもしませんでしたが
結果的に”無いなら自分で作ろう”という結論に達し
得意を伸ばして自立を目指すための
NPO法人立上げに向けて
模索の日々が始まりました。
毎日家にいたのではいけないので、
せめて週1回2時間、
福山市勤労青少年センター「Buchiパルふくやま」で行われている
”社会体験活動プログラム”には通いなさいと話しました。
でもKは「俺はニートじゃない、俺は大丈夫」と言い
社会体験活動プログラムに行くのを渋りました。
この社会体験活動プログラムはひきこもっている人が外へ出るきっかけに、
そしていずれは就労に結びつくように・・・と行われている
広島県福山市の若年者自立支援事業です。
そこで、買い物に出るついでに、館長さんにお母さんが話があると説明し、
Kを連れて館長さんに会いに行きました。
館長さんは私の父が3月の説明会に来ていたことを覚えていて下さって、
それまでに何度か電話をくださっていました。
「一度、K君に会いたいですね」
気に掛けてくださる館長さんのお気持ちが有り難かったです。
事前に電話をして伺ったのですが、
玄関で館長さんは満面の笑みで迎えて下さいました。
私自身は一度館長さんにお目にかかって
事情をお話ししていました。
ですので、この時館長さんは息子に熱心に話しかけて下さいました。
Kと話をしながら、館長さんは時折
「いや~~K君いいな~~」と言って下さいました。
館長さんは私にも「お母さん良く勉強されましたね」と言って下さいました。
このところずっと、Kのことで誰かから注意されたり責められたりで、
情けない思いばかりしてきた私は、そんな言葉をかけて頂くだけで
涙が溢れてきたのでした。
「とりあえず金曜日の2時においで」
そう言って頂いた帰り道、
車の中で、Kはいつもより沢山話をしました。
その後、数回は参加出来ず、初参加はグランドゴルフになりました。
私は芦田川で開催されたカヌー体験に一緒に参加したり、
パソコン教室を見学したり、数回お邪魔させて頂きました。
ある時は、プログラム終了後に皆さんに誘われて、
Kは花火大会に行きました。
久々に楽しく過ごせたようでした。
けれど、週に1度は少ないし・・・
将来の自立へ向けて他に参加出来るものは無いか?
いろいろ私なりに調べてみました。
その中で若者サポートステーションという事業があることを知りました。
早速検索したところ、広島ではNPO法人キャリアネットさんがあり、
広島市に若者交流館という場所があることを知りました。
でも、広島市は遠くて通えません。
岡山には以前Buchiパルさんで講演をされた方がおられるリスタートさんがありました。
でも、岡山も遠くて通えません。
他にもフリースペースとか探してみましたが、
Kが通えそうなところはなかなか見つかりませんでした。
若者サポートステーションについて調べているうちに、
全国的にみるとスキルアップに重点をおいて
活動しているNPO法人もあることを知りました。
スキルアップならパソコン教室でも良いようなものですが、
近所のパソコン教室で男の子が仕事に繋がりそうなスキルアップ講座は
10万~20万もするみたいでした。
この内容だったら私でも教えられる!勿体ない!
そう思ってやめました。
そんな時、Buchiパルさんの就労体験をお手伝いする機会を頂きました。
会社のホームページを作成する作業のお手伝いです。
ボランティアで参加する中で、私は普段思っていたことを
依頼元の会社の方に何気にお話ししました。
ニートの子が就職するのは、少々難しいです。
就職出来る職種も限られてきたりします。
でも何か得意な事があれば・・・・・・
ひきこもってパソコンばかり使っている人は
パソコン操作は結構得意です。
中には凄く詳しくなっている人だっています。
人にもよりますが、
Kのように短時間でテキパキ仕事をこなすのが難しいタイプや
体力的に肉体労働が向かないタイプに
そういう仕事をしなさいと言っても、
不適合から就職後も困難が続いた場合、克服出来なければ、
折角就職しても辞めざるを得なくなります。
「出来れば得意な事を伸ばして
社会の役に立てる人になってほしい。
本人も自信を持てるし自立への近道だと思うんです・・・
理想論かもしれないけれど、私はそれを実現したいです。」
と言うと、その方は
「いいじゃないですか?やってみれば?」
と、後押しして下さいました。
Buchiパルの館長さん、デザイン事務所をしている私の同級生、
お世話になっている会社の方などに
私が自分の考えを話すと、皆さん良いことだからやってみたら?と
言って下さいました。
そして私も”やりたい”と思いました。
自分が組織を立ち上げるなんて思いもしませんでしたが
結果的に”無いなら自分で作ろう”という結論に達し
得意を伸ばして自立を目指すための
NPO法人立上げに向けて
模索の日々が始まりました。