ドナー候補者に選ばれた | ひきこもり、お遍路へゆくAmeba版

ひきこもり、お遍路へゆくAmeba版

自身のアルコール依存症や引きこもり、アダルトチルドレン問題により、生き方を見直す切っ掛けを手に入れ、その舞台に四国八十八ヶ所の遍路を選んだ男のブログ

仕事から家に帰りポストを見ると見慣れない手紙が。

オレンジ色でとても大きなそれを一目見て大切な書類であることはすぐにわかった。


骨髄バンクからの手紙だった。

さすがに大体の予想はつく。

宛名は妻ではなく俺。



まだ1ヶ月も経たない2月11日、

俺たち夫婦は骨髄バンクに登録した。



『まさか…、まさかね…』



そう思いながらも



『ね。』



大体わかるよね。







あなたとHLAが一致し…。



『まじか…、まじかよ…』



一気に涙が溢れてきた。



俺でも人の役に立てるんか。

酒止めて、薬止めて良かった。



人生の殆どを『死にたい、死にたい』と生きてた奴が、



『生きたい、生きたい、生きたい‼』人の役に立てるんか。



こんな嬉しいことはない。

涙が止まらない。

薬師さん、ありがとう。

どうぞ俺の体使ってください。



もし俺に決まったとして、

俺だって殆どを恐怖と不安がしめている。



しかし、



『自分で決めたこと』



大丈夫。



自分の為。



俺の魔法の言葉。



『大丈夫』



待ってろ!俺の友達よ!