『バイオハザード リベレーションズ』
 とりあえず、カジュアルで1回、ノーマルで2回クリア。要するにすごく面白いってことだー!
クリア時間はそれぞれ10時間弱ぐらい。レイドモードもdeepまでひととおりプレイしたぞ。
そして、ヘルモードもプレイし始めてみたんですが、あれ?固いとか被ダメージが高いのは覚悟してたけど、なんか敵のスピードも早くないか・・・?やれるところまでやってみますが、あんまりクリアできる気がしないわ。どうしようか・・・

 ところでさあ~~、携帯と据置、それぞれに良い所も悪い所もあるわけですよね。でー、例えば携帯というのは、気軽にプレイできる反面、グラフィックや音のパワーが劣ってたりするわけですが、この『バイオハザード リベレーションズ』、限りなく据置機に近づいております。いや、HDという看板でもこれ以下のグラのゲームってけっこうあるよね!
なおかつ、気軽にゲームを始めたり中断したりという利点はそのままなので、もうゲームは携帯機だけでいいかなー、とふと思ってしまったり。一方の据置機のほうは、ますますゲームを起動するのに気軽じゃなくなってるもんね。「よっこらしょ」というか。

 しかし、いくらグラは良くなっても、携帯機特有の「せまさ」はどうしようもないわけですが、『リベレーションズ』はそこのところを十分意識しただろうゲームデザインだー
「せまさ」が舞台となるゴーストシップと相まって、独特の圧迫感になってるぞ!

 ストーリーは相変わらずスットコ、でもキャラクターはなかなか魅力的。まあ、いつものバイオらしい、いい感じにいい加減かな。
ところで、シナリオ。連続ドラマっぽくチャプターごとに、あらすじなどを説明してくれる。今作のバイオは、複数の操作キャラクターに頻繁に変わる上に、過去にも遡ったりするので、ストーリーを把握しにくい。このあらすじシステムは賛否あるだろうけど、私は、実際のところ役に立ってしまいました・・・これなかったらストーリー、把握できなかったかも。でも、あんまり好きじゃないから、二度目はスキップしてるけどな。
そして、ポリフォニックな群像劇であるところの今回のバイオ、ですが、
最初「せっかくゴーストシップという絶好の舞台立て、いくらでもコワ面白くできるのにもったいないなあ・・・」と思ってました。操作キャラが変わるたびに、海岸だの、雪山だの、ビルだの舞台が変わるんですわ。そうするとせっかくの没入感が失われてしまうんですよね。
でも、ゲームを進めていくうちに、これもありかなー、と。このゲーム、せまい船の中での探索、圧迫感がハンパ無いのですが(そこが楽しいんですが)、そこで一転、舞台が雪山に変わるとホッとしたり。特に、キースとクエントのコンビがまた良いんですよね。それでまた、船中に戻っても新鮮な気持ちでプレイできましたから。
でも、時間軸が変わるのはどうかなあ・・・これはやっぱりイマイチなんじゃないかと思います。

 「メ~デ~」とか「見いつけた」とか(笑)『リベレーションズ』音響が怖いと評判だよね~マジでヘッドホンプレイ推奨!音楽も良いし。
でも一番サウンドがスゴいと思うのは、銃撃戦してるときだよ~!!!
どうしても3DSの画面ですので、当然視界が狭いわけです。360度から敵が来るのに~でも、敵を表示するレーダーとかは無いのね。どんな敵がどの方向に発生して、それがどんな速さでこっちに向かってるのかというのは、耳が頼りだったりします。
これが音で大体分かるようになってるんだね。見えなくても「あー、そろそろななめ後ろにアレが接近してるなー」とか。(で、実際に振り向くと来てるw)
もちろん、今のゲームは音に気を配られてるのは当然だけど、『リベレーションズ』の音はホントにきめ細かく丁寧に作られてるのね。私はそこが何より面白かったかな。

 初代バイオというのは、機種の制約上、紙芝居スタイル+操作しにくさ、という独特の面白さが工夫されてるんだけど、この3DS『リベレーションズ』も同じ事が言えるんじゃないかなー
私的にはここらへんが特に好感触でした。『リベレーションズ』文句無しに面白いよ。もうね、これがダメというならどうしていいのやら。

 以下気になった点。
・明らかに全体マップが役に立たねえ!少なくとも操作キャラがどっちを向いてるかぐらい分かるようにしろや!
・ロードが長い!のはしょうがないとしても、用もないカットシーン何度もつけるなよ!スキップしても、その度にロードじゃねえか!
・ハーブ使用がAボタン、イベントの決定ボタンと同じじゃんか!これも止めて欲しかった。

 ところで一番ビビったのは、廊下の壁に月明かりで映る自分の影だったりー
これはいまだに見る度にビビってますけど
あと、やっぱり北欧で白夜とか言ってるのに、雪山で吹雪いてるというのは全くナゾ・・・