ネコのお風呂カレー~朝日新聞より | ネコのひとり言
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今日4/13の朝日新聞の生活面「わたしの料理」記事に、とっても可愛いネコがお風呂に入っているメニューが紹介されていました。
 
保育園の栄養士・池田智子さんが、食物アレルギーの子どもでもみんなと一緒に食べられるメニューと言うことで考えたそうです。
 
記事のタイトルは「お風呂カレー」ですが、「ネコのお風呂カレー」の方が可愛くて美味しそうだなぁ。
 
以下、記事を転載しました。





 
お風呂カレーイメージ 2
(わたしの料理)池田智子さん:2 
 
■同じメニュー、安全に
東京・世田谷の「ふかさわミル保育園」には今年度、園児110人のうち、食物アレルギーの子どもが9人います。小麦、卵、牛乳の三大アレルギーのほか、ナッツ、キウイと原因食材はさまざまですが、園では、みんなができるだけ同じ給食を食べられるよう、用いる食材、レシピを工夫しています。
 
2年前に開園した当初、アレルギーがある子どもは、原因食材を除いた別メニューの給食を、離れた席で食べていました。他の園児の給食を食べてしまうことを避けるためです。昨年、この保育園に赴任した池田さんは、一緒に食べることができない子どもを見て、寂しいだろうな、と思いました。

そこで池田さんたち栄養士は園の先生と相談し、みんなが食べられるメニュー作りに取り組み始めました。例えば、小麦粉や牛乳を使うグラタンの代わりに「ポテトのクリーム焼き」。パン粉の代用として生のおからをいり、豆乳を使ったクリームソースをジャガイモにかけてさくっと焼き上げます。
 
3月は、給食があった計21日のうち、13日はみんなが同じものを食べられる献立でした。4月中は、新入園児に給食を食べることを楽しみにしてもらおうと、毎回一緒に食べられるメニューにしています。
 
イメージ 3ただ、同じものを食べる日でも、アレルギーがある子はトレーの色を分けています。「自分の命を守るために注意しなければいけない」という意識を持ってもらうためです。
 
 今回紹介するカレーは、市販品のルーに含まれていることもある小麦粉を使わないで作ります。代わりに米粉を使いとろみをだします。
 
ご飯を猫の形でかたどって可愛く盛りつけると、「減らして」と言う子はいません。ニンジンやジャガイモをみじん切りやペーストにして、ゴロゴロ感をなくし、お風呂につかっている雰囲気を出します。
 
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【材料と作り方】
 
《4人前》(大人2人、子ども2人) 米2合、豚ひき肉240グラム、鶏ひき肉120グラム、タマネギ(大)1個、ニンジン半本、ジャガイモ1個、ニンニク1片、サラダ油大さじ1.5、鶏ガラスープ360cc、A(カレー粉7.2グラム、ケチャップ90cc、しょうゆ40cc、ソース180cc)、好みで米粉大さじ2、飾り用にのり、油揚げ各少々
 
(1)米を洗い、炊く。
 
(2)タマネギとニンジンはみじん切りし、ニンニクはすりおろす。
 
(3)ジャガイモは皮をむき、適当な大きさに切って蒸し、フードプロセッサーなどでペースト状にする。
 
(4)油をひき熱した鍋にひき肉と(2)を入れ、炒める。肉の色が変わったら鶏ガラスープを入れ、煮る。
 
(5)野菜に火が通ったらAを入れ、さらに煮る。味が全体になじんだら、(3)を加えてとろみをつける。とろみが足りなかったら水に溶いた米粉を加える。
 
(6)型抜きしたごはんを皿に盛り、そっとルーを流し込む。お好みで、のりや油揚げなどで飾りをつける。