ご報告が遅くなったものもありますが、
今年、取り組んだ猫の手募金の報告をいたします。
みなさまからのご寄付によって、個人では解決できない
問題に取り組むことができています。
いつもご支援ありがとうございます。
猫の手事例168は、事情があり、近々転居を控えている
家族の飼い猫について、年明け早々に社会福祉協議会から
相談を受けました。
10匹の猫を飼っているが不適切な飼養で、未手術の猫も複数いる。
動物愛護センターも飼育指導に行ったが、全く改善されない。
経済的にも困窮しているので、猫の不妊去勢手術を受けさせることも難しい。
どうしたら良いかと言うものでした。
現地確認に行くと、雌猫2匹は家族の住空間である一階で
自由に行動できる状態でしたが、他の猫たちは2階の一室に
閉じ込められていました。
未手術の猫がいるので繁殖制限のためだそうです。
2階の部屋は、糞尿だらけで部屋全体が猫トイレ状態。
糞尿で汚れたケージが数台あり、閉じ込めになっている猫たちもいました。
更に、1匹は狭いキャリーに押し込められて、
食事の時にだけ出してもらえるという悲惨な状況でした。
室内の掃除をして、新たにケージを設置し、閉じ込められていた
猫たちを清潔なケージに移動。清潔な水も用意して、
飼育改善の必要を指導。5匹の未手術の猫(オス3、メス2)は全頭手術しました。
福祉関係者・動物愛護センター・NDNによるケース会議で、
福祉関係者・動物愛護センター・NDNによるケース会議で、
猫の飼育も含めた生活改善ついて話し合い、
飼育頭数を減らすことも提案しましたが同意は得られませんでした。
現在は、10匹の猫たちと一緒に転居を済ませています。
飼育環境も、一部の猫を除きケージ飼いですが、以前より格段に良くなっています。
飼い主本人も猫への愛情があり努力しています。
飼い主本人も猫への愛情があり努力しています。
これからも、フードや物資の支援を継続しながら、見守りをしていきます。
5匹の手術と検診などに猫の手募金を使わせていただきました。
誠にありがとうございました。



