2017年に猫の手事例33で成猫32匹TNR、子猫と成猫21匹を保護し、
その後もサポートを行っていた現場で餌やりさんから相談を受けました

当時、手術をしてTNRした猫の耳が徐々に悪化している
何とか助けて欲しい、元々、NDNが関わったケース
なのだから責任をとって欲しいとのこと。


当然ながら、私たちはすべての猫を救うことはできません
野良猫との関わり方に正しいゴールはなく、
できることをするしかないと考えていますが、
今回のケースは以前から関わっている現場であること、
あまりにひどい耳の状況でも健気に頑張っている猫への支援として
承認をいただき取り組むことになりました

実は、その前から長く皮膚病で相談を受けていたものの
捕獲機への警戒心が強く、
キャリーやケージなどもトライしたもののどうしても捕獲できませんでした

9月に入ると餌場に姿を見せなくなり
付近のアパート駐車場にうずくまるようになりました。
容態が悪化していると想像しましたが、
これがチャンスで特製のタモを使って捕獲に成功!!!




すぐに動物病院に連れて行ったところ、なんと外傷による横隔膜ヘルニアが判明
肋骨も何本も折れて、内臓の一部が腹腔内に飛び出しており、
よくぞ2週間もこの状態で生きていたと思います



病院で、まずは横隔膜ヘルニアの手術を行い、
2段階で、翌週には耳の手術も行いました
病理の結果、扁平上皮癌で耳はなくなりましたが、
思ったより病巣は深くなく外耳道は保存されました





このような困難な状況にあってもシャーという力があり、食欲があり、
生きる力がみなぎっているのはすごい!
反対側の耳も同じような経過になりそうな感じなので
いずれ回復したら手術が必要になるかもしれません

まずは猫の手募金のおかげで、
この子の生きる力に寄り添えたことを心から感謝します。

今回の事例では、動物病院の多大なるご協力をいただきましたが、
それでも大変高額な医療費負担となりました
どうぞ、引き続きご支援をお願いいたします

郵便振込み口座 00500-1-73548
口座名 新潟動物ネットワーク
*通信欄に猫の手募金とご記入ください







 

 

 

------------------------------

【 支援物資をお待ちしております!! 】

徐々にですが子猫の保護が増えてまいりました。皆様からのご寄付をお待ちしております。

よろしくお願いいたします。