仙台市泉区ナチュラルケアサロンfikaフィーカ千葉しのぶです。
先日、誕生学協会の総会に出席した後、『基本的自尊感情を育てるいのちの教育』の著者でもある近藤卓先生の講演会が行われたので、参加してきました。
そのレポートです。
・最近のこどもたち→「自信がない」「やる気が出ない」「どうせ俺(私)なんて」等…
自尊感情が弱い
・自尊感情とは2つあると近藤先生は考えています。
1)社会的自尊感情→周囲の評価からなるもの、優越感や他の人との比較からなるもの
例えば、何かしらのスポーツが他の人よりも優れていて期待される
→頑張り、褒められ、がガスバーナーの熱風となり、熱気球のように膨らんで舞いあがる
怪我をしてしまい、そのスポーツを続けることができなくなった
→上記で膨らんだ熱気球がつぶれてしまう可能性が高い。
2)基本的自尊感情→このままでいい、ありのまま
要は2014年話題になったレリゴー(ありのまま)が基本的自尊感情です。
『アナと雪の女王』の画像が同じように紹介されました(笑)
基本的自尊感情は、他者との比較ではなく、何も条件がなく、絶対的なものの感情です。
基本的自尊感情は、糊をしみ込ませた和紙のように一枚一枚重ねて作られていきます。
そうやって、心の基礎を支えていくのだそうです。
その一枚一枚とは何に当たるのか…
それが、『共有体験』です。
確かに、現代は「共に」ということって減ってきましたね。
人間がサルと違うのは
『仲間と一緒に一つのものを見ることができる』
ことなのだそうです。
共同注視です。
世界中から親子が描かれている浮世絵を集めたところ、90%が同じ方向をみているというデータがあるので、日本の文化に根差したところではないかと近藤先生は仰いました。
最初は互いに探り合う関係だったのが
関係が深まると並ぶ関係になります。
講演会ではドラマ相棒の写真なんかが出てきたので、私はあえて科捜研の女を(笑)
ちょっとした深いところを感じ合うこと、並ぶ関係をどれだけ作っていくかが、大切なのだそうです。
そういうところで言うと、日本の「おんぶ」は同じ目線になることから、とても必要だと先生は仰っていました。
やっぱりおんぶって素晴らしい!!!って改めて思います。
世界中いろんな国があって、いろんな文化があります。
やはり、浮世絵やおんぶの話からも思いましたが、日本人には日本人に合わせた自尊感情の高め方があって、それに沿ったやり方をしていくのが、なじみやすいのだと思います。
ぜひ共有体験、たくさんしていきましょう!!
いのちの話も親子で共有できる体験ですよ
ぜひ誕生学を聴きにいらしてください
近藤先生の講演は、画像を使ってわかりやすい例えが出てきたり、『おやじギャグ』が頻繁に出てきたりと、笑いもあふれる講演会でした。
上で関係性がわかる画像を載せましたが、ドラマの中で関係性が深まると必ず並ぶ…という話から
『サスペンスドラマ』のクライマックスは崖の上で並んでいる
という話に爆笑しつつ大いに納得しました
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