医療の分野にコミュニケーションのセンスを広げる為に活動している、吉良信史です。

「どうしても泣いてしまうので治療ができなくて、他の歯医者さんで断られてしまって。
大丈夫でしょうか…」


このごろは、
たいていの子供は、その日のうちに慣れてしまう。

確かに以前からいたいことはしないようにしようねとか、遊びながらとかしてうまくやっていたつもりだったけど、今はそれよりも子供が泣かないでできるようになる状態が、創れるようになっている。


学生のころに、色々な対応方法を習ってきてもいた。
心理学的な方法からのアプローチ。

でも、なかなかできないし、どうしようもない時もあった。



今思えば、やり方だけをすればいいと考えていたし、うまく行かなければやり方を変えればいいとも思っていた。
何とかして、うまくさせないといけないという思いもあった。実際に痛いのだからそれを取るためには、多少の強引さはしょうがないとか。
3歳までは、トラウマにならないよという話も聞いていたし。

これらは全部、勘違いなのかも。
実際にこれらのことが、自分が無意識のうちに作っていた、考えや行動の基礎となっていた、勘違いだと気付いた時があります。


それからは、子供の方から積極的に来るようになったり、治療を受けだしたり。
それを見たお母さんの方がびっくりしていたり。


色々な状態が生まれます。




これらを引き起こすのは、誰でも持っている価値観に気づくこと。
コミュニケーションの中のセンスの一つですが、それを磨くだけでも、違う状況が生まれます。



そんなセンスをちょっと垣間見る事ができる機会を創っています。