患者さん・家族・医療者のためのコミュニケーション講座、主催の吉良です。

明日は、患者さんの思いを引き出し、治療効果を上げるコミュニケーション講座 第一期の開催です。


今から、ちょっと緊張気味。
単発の講座が続いてましたが、連続の講座は、今回がスタート。




コミュニケーションは、普段からしているのに、意外と悩まれている。
私自身も、以前はいろいろ悩んでいました。
今もできているわけではないのですが、それでも、いろいろなセンスを磨いていたりすると、以前はとても苦しくて、直視できなかったようなものでも、何とか乗り越えることができたりします。



例えば。
患者さんとの関係。

もともとが、歯医者は嫌だなぁと思いながら、やっとの思いで歯医者に行くことが多い。


そこで、もし、歯医者さんから、『こんなになるまで…、もっと早く来ればよかったのに。』ということを言われたら。



もちろん気をつけていらっしゃる医療者の方も多いと思うのです。
でも、知らず知らず。
悪気があって言っているわけではないのは、わかるのですが…

言われた患者さんにしてみれば、せっかく来たのに、いきなり否定されている体験です。




相手を思うというのは、こちらの感情を持ちすぎているときには、うまく機能しないのかも。

先ほどの話も、(もっと早く来れば痛くならずに済んだのに。だいじょうぶですか)という表れかもしれませんから。




この優しさから出ているかもしれない気持ち。
適切な、いろいろなセンスをつかむことで、あまり機能しないコミュニケーションの一つの例ということがわかるでしょうか。



あしたからの連続講座では、医療現場のコミュニケーションに違いを創り、前進させるという意図で講座を創ります。