自分が作り出していた、相手に対しての感情からのイライラ。

これが、こちらの思いを伝えるという行為、その下地になるこちらの思いが伝わって、初めていろいろな意味でシフトが起こりました。


でも、ここで安心してしまったのです。



そうすると、今度は、こちらの思いで相手の行動を操作し始める。
どういうことかというと、意識して・も意識に、スタッフが私が思う通りの行動をするように、指示を出し始めるのです。

直接的な指示も。
言葉に出なくても、何となく伝わる雰囲気でも・・・


そうすると、結局、それがうまくいかないときの感情がまた湧きあがり、
相手を評価してしまう。



せっかくシフトしたと思われていた自分自身の性質は、根本から評価・操作の部分が大きかったようなのです。




『先生、また変えどころですね。』


気づかされては、それに対して素直に謝り。
振り返りをすることで改善する部分を見つめていき。

私の機能しないと思われる根本の質を手放すように。

そのたびごとにシフトをしていき。


途中、スタッフからは、あまりに大きな変化をしていくことへの戸惑いからか反発のようなものまで出てきて。(事実は、これは反発したスタッフが、この私の変化によって、自分自身の質を見つめて直面したことによる反応ということがわかりましたが)

短い期間に、いろいろな会話、やり取り、話さなくてもわかる雰囲気、いろいろなコミュニケーションの形で、スタッフとの関係を再構築していった時期でした。




私自身がシフトをして。
スタッフたちも、その雰囲気から自分自身の行動をみつめて。



そうすると、自然と成長する場、何でも話せる場、話しても安心な場、という”場”が形成されていったのです。

そこでは、2年がかりでいろいろなことを教えていたスタッフが、いきなり気づきを連発してみるみるうちにエース級の働きをするくらいの力をつけたり。
今まで、いろいろなことでぶつかってきたスタッフが、ぶつからないでもコミュニケーションが取れるようになったようで、雰囲気が丸くなったり。
自分のやりたいことが、急に見つかったように今までどうしても行動できなかった医院内のプロジェクトがそのスタッフを先頭に急に結果を創りだしたり。
今まで自分は、裏でいいと思っていたスタッフも、もっと患者さんのために…と、自分ごととして立場をとったり。


ここでは書ききれないくらいの、いろいろな変化が起こっているのです。