スタッフに、直接、手紙を書く。

実は、私自身がとても口下手で、思ったことを言えないことが多々あるということもあったのですが。


それ以上に、こちらの素直な気持ちを相手に伝えるということで、
一言一言を丁寧に、一番近い表現をすることを意識したかった。
そういう意味でも、手紙を書くという方法を選んだのです。


実際にそれを渡して見た時。

特に変わった様子もなく、皆、淡々といつもと変わらない様子で仕事をしていました。




んん??



伝わらなかったのだろうか。



でも、不思議なことに、自分自身の中に大きな変化が出ていました。

それは、確実にイライラする時間、その大きさが減っている。

これは、私自身とても大きな出来事でした。
何度自分を見つめても振り返っても、止めようとしてもどうにもならなかった感情が、少なくとも変化している。
まだ出てくることもあるけれど、それでも確実に、減少している。



一日。
二日目。

それは徐々に、少しずつけれど確実に自分の中の変化として現れていました。




すると、不思議なことがさらに起こりました。


イライラする原因だったスタッフたちに対しての思いが減っただけでなく、スタッフたちの行動が明らかに変化してきている。

こちらが思う以上の行動を、意識しているのかいないのか、明らかに今まで以上に患者さんのために行動している。


正直信じられませんでした。



偶然か??
でも、そんなことは、考えられない。
今まで、どれだけ長い期間、こうしてほしいなぁ、ああいう風にすればもっといいのになぁと、スタッフに対して思っていたのだけれど、まさかこんな短期間で…



私自身の中のイライラしたものが減ったことも大きな変化として驚きましたが、
自分が関与しないところで、スタッフたちの行動が大きく変化したことがそれを上回る驚きでした。



でも、ここで安心してしまったために・・・