⑩ そしてハル・フィニーはサトシ・ナカモトではないと言える理由へ ~ビットコイン~ | 和のブログ

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今まで誰かに話そうという気にはなりませんでしたが、息子の死をきっかけに、ブログという手段で誰かに読んでもらうのもいいかと思い、はじめてみます。

 サトシ・ナカモトという人物像は、これまでのメール内容の濃さと反比例するように、人間的個性の薄いもので、人物の特定は極めて困難です。
 私は、この人物像の特定を困難にしているのは、勿論わざと作為したものだと感じています。
 それ故に、彼のメールを分析して、彼がイギリス人だとした結果に、私は異を唱えるのです。
 それが、サトシ・ナカモトが使用している言語も時間も、全て今現在「世界標準」とされている物を使うことで、地域も人種も特定できないように作為した、ということでした。

 まあ、ここまで徹底して、現在の世界標準に基づいてサトシ・ナカモトを演じる事が出来るのって、、、、だれ?、という部分なんですが、、、
 その前に、前回、一番サトシ・ナカモトとして候補に挙がる人物のお話しでつづく、となった訳ですが、この人物を解説します。

 ビットコイン、この通貨、というか概念とでも言いましょうか、それほどに2008年当時としては常人の考えが及ばないレベルの発明だったと言えます。
 そんな浮世離れした概念を、理解してもらうには、その分野に精通した人物の手助けが必要になるのです。

 このビットコインを、本当に初期から手助けし、発展させてきた人物がいます。
 それが「ハル・フィニー」という人物です。
 元々、コンピュータ科学者として高い能力を持っていたハルは、サトシ・ナカモトから初めてビットコインを送られた人物としても知られています。

 なんだ、そんな人物がいるのであれば、その人がサトシ・ナカモトなんじゃないか、と誰もが思います。
 この考察が、一番有力視されていましたし、そう思っている人も多いのです。
 しかし、このハル・フィニー、こうなります。

2014年8月28日 ハル・フィニー(58)

 ちなみに、サトシ・ナカモトの事実上最後のメール「私はドリアンではない」は、2014年3月7日ですから、時系列的には矛盾しません。 
 しかし、ハルの死因は病死です、聞いた事がある人も多いと思いますが、筋萎縮性側索硬化症(略称: ALS)という病気です。

 病名が、これである事が、この後、重要な意味を持ってくるのです。


 このハルとサトシ・ナカモトを同一視する人が多い中、私はやはり、この人物はサトシ・ナカモトではない、と考えています。
 ハルは、ビットコインをサトシ・ナカモトとネット上のやり取りだけではありますが、一緒に作った人物と言えます。
 しかし、4兆円ものビットコインを保有していると言われているサトシ・ナカモトが現金化しなかったことに対して、ハルは自身の病気の治療のために、亡くなる直前、かなり大きな金額のビットコインを現金化したと言われています。
 この時点で、既に、人間の匂いの薄い、完璧な偽装を作為出来るサトシ・ナカモトとはまるで毛色が異なる人物である、と私は感じるのです。
 最も、これだけの事業、実名を公表して参画しているのですから、その時点でハイリスクであることは言うまでもありません。

 、、、、、そうなんです、ハルは、最初から実名でビットコインに関与した人物なのです。
 それが、いかに恐ろしいことか、もうお分かりいただけると思います。
 
 それ故に、サトシ・ナカモトを未〇人と仮定して考えた時、このハル・フィニーという人物を選んだのが、果たして偶然だったのか、という疑問を私は持ってしまうのです。
 
 だって、協同で事業を展開した人物、当然その身に危険が及ぶって、解りますよね、未〇人なら。
 そして、その人物が危険に晒されるのであれば、最初から危険が及んでも大丈夫な人物を選びますよね、、、、ほら!。

 サトシ・ナカモトとハル・フィニーが、本当に偶然結びついたのでしょうか?
 私はここに、かなり緻密な計算による、人との結び付きを感じざるを得ないのです。

 つまり、サトシ・ナカモトは、2008年時点で、最初から2014年に亡くなる事を踏まえた上で、ハル・フィニーを選んだのではないか、ということなのです。

 ほら、段々サトシ・ナカモトが一体何者なのか、という推理が出来てきますよね。
 それでは、いよいよ、その人物像に迫ります。