2005-09-30 02:01:00

バタフライ・エフェクト

テーマ:映画
バタフライ・エフェクト 少年時代、ことある毎に短時間記憶を失う症状におそわれる主人公エヴァン。そのことを母親は心配して医師に相談する。それは精神病院に入院している父親の体質に関係していた。やがて青年になった彼はある日、たまたま読んだ昔の日記をきっかけにその体質-過去を変える能力に気づく。その後、幼なじみの女性・ケイリーと再会するのだが、彼女は暗い人生を送っていた。そして・・・

物語や設定は暗いトーンでサスペンス色の濃いバック・トゥ・ザ・フューチャーといった感じ。ただバック・トゥ~が明るいSFアクションコメディであるのに対して、こちらは恋愛サスペンスといったところ。
タイムマシン物にありがちな、主人公だけが全てをおぼえているというお約束な設定には、もともとが超能力だからという説明で全てかたづく。要は何でもありなのね。
それでも、徐々に明らかになる暗くてエグい少年時代の出来事や、ケイリーを救うために過去を書き換えてはどこかで失敗し、また書き換えるという繰り返しの中で、彼女を想うあまりの葛藤や、さらには他の友人、母親への影響も加わる悪循環からくるもどかしさなど、物語に引きつけられる。
タイトルのバタフライ・エフェクト:「ある場所で蝶が羽ばたくと、地球の反対では竜巻が起こる」という意味どおり、ちょっとした書き換えが一大事になるのだ。


主演はアシュトン・カッチャー。結構カッコいいのだな。しかし、デミ・ムーアと結婚ですか!はて、、、。

タイムトラベルものもパターン出尽くしたかなと思っていたけど、こういうアレンジだと楽しめる。アリですね。
せつないがこれはこれで、ハッピーエンド?とも言えるのかな。最後に主人公はせつない気持ちと一緒に少し大人に成長するのだった。
ちなみにエンディングは2種類あるらしく、DVDで見られるらしい。要チェックか。


05.08.29 映画館

オリジナルサイト
http://www.butterflyeffect.jp/

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2005-09-29 01:46:15

最近は、

テーマ:日々の出来事など
記事にするのが1ヶ月遅れは当たり前なので、がんばって思い出しながら描いてることが多かったりする。ものぐさな性格とはいえ、もちょっと早く描きたいところなのだな。

ちなみに最近は、先週から早稲田松竹でやってるロード・オブ・ザ・リング:スペシャル・エクステンデット・エディションの3週連続上演を楽しんでいる。これはいわゆるディレクターズ・カット版で、DVDで見ることができるのだが、せっかく劇場でやっていてくれてるので、3回セット券を買って通っている。

しかし、とにかく長い!元々3時間前後の作品が平気で3時間半以上、王の帰還に至っては4時間以上だったりするので、お尻が痛いわ、眠くなるわ大変なのだった。
まあ、それでも、オリジナルを見たときに比べれば、ある程度の展開はおぼえているので「いつ終わるんだ~」なんてことはないのでかえって短く感じたりもする。
こう書くと面白くないのか?なんて思われそうだが、ぜーんぜんそんなことはなく面白い。要は見せ場的な場所や出来事が普通の映画の3倍はあるからなので、小説を読んだ人にしたらこれでも端折ってるそうな。あー怖。

キャストも多いし、物語の背景になることをおぼえるのも一苦労で、この役の人の名前はこうで役名はこうで、この場所は○○○で・・・等と思い返すのも大変。さらにレンタルしなきゃいけないのか???

ともあれ、楽しい映画なので来週も楽しみなだ!しかし、実際記事になるのはいつのことやら・・・
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2005-09-27 04:02:00

アイランド

テーマ:映画
アイランド 近未来の世界-人々は大気汚染のため建物の中で生活を管理されながら暮らしていた。そんな生活の中でのあこがれは、地上で唯一住むことのできる楽園「アイランド」。そこへ行く方法はときどき行われる抽選に当たることだった。その中の一人の反抗的な青年リンカーンはある時1匹の蛾を見つける。外は大気汚染されているはずだが?そんな中、親友の女性ジョーダンが「アイランド」に当選する・・・

自分がもしクローンだったら、しかも・・・という問題を提起した作品。
建物の中はみんな同じスーツを着て生活している、コンクリート壁に囲まれた無機質な世界。いかにも管理してますって雰囲気が怪しさ漂わせている。外の世界は最近の近未来物に違わずこんな感じになりそうと思わせる雰囲気の町並みがよい。
主人公の2人は裏の事実を知り、ひたすら逃げまくる。その逃亡の中でさらに隠された真実に迫っていくのだが、その逃亡劇が派手なアクションになっているので、娯楽性も十分ある。もちろん道義的な問題も訴えている。

惜しいところは、後発なだけに他の近未来映画のワンシーンを思わせるところが結構あるところ。「ガタカ」「アイ・ロボット」「マイノリティ・リポート」等々・・・アクションやサスペンス等よろずハリウッド大作物が行き詰まってるのはこの辺りが原因なのかな?単品で考えれば十分楽しめるのだけど。

ユアン・マクレガーとスカーレット・ヨハンソンのコンビはこの近未来の世界にきれいに収まっている。スティーブ・ブシェミなんかも相変わらずいい味だしている。お気に入りは捜査官役のジャイモン・フンスー。「アミスタッド」で黒人奴隷役やってた人だったのね!渋く、かっこよい。

作品のテーマを忘れそうになるぐらいの近未来アクション大作。とにかく逃げるのだった。。。


05.08.20 映画館

オリジナルサイト
http://island.warnerbros.jp/
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2005-09-22 02:00:00

微笑みに出逢う街角

テーマ:映画
微笑み 足が不自由な夫と暮らす中年の主婦オリビア。家では夫の家政婦のような生活を送っているが、毎週公園へ通い隠れてデッサンをしていた。彼女には昔、芸術の都フィレンツェへ留学するという夢があったのだが、そのことを忘れられない理由があった。
有名な写真家の娘であるナタリアはアンゴラの戦場での写真が「TIME」の表紙飾り、前途洋々な女性カメラマン。父の薦めもあり、次の仕事の話もあるのだが、彼女に重くのしかかるある記憶があった。
チェロ奏者のキャサリンは長い演奏ツアーが終わっても、理由をつけては夫と娘の元に戻らない。彼女には暴力的で、母を死に追いやった父親の記憶が強く残り、刑務所にいた彼が出所してきたのだった。

同じ街で同じ時間軸の中で、それぞれが苦しい思いを抱え、葛藤し、見えない出口を探している。
誰しも少なからず持っているであろう、わだかまりというか、空虚な気持ちというか、やり残したような気持ちというか、それらのものをこの3人は深刻に抱えている。

共通するのは芸術指向。何か心に欠けたものがある方が芸術に向くのだろうか。有名な芸術家には破滅指向のひとが結構いるが、その辺りを意識しているのか?
彼女たちに訪れるターニングポイント的なシーンには笑顔の少女が現れる。その屈託のない笑みが、素直な自分を取り戻してくれたのか、自ら取り戻したのか、きっかけをつかんだところなのか、とても印象的。


3人を演じるソフィア・ローレン、ミラ・ソルヴィーノ、デボラ・カーラ・アンガー、それぞれが品のある雰囲気を持って演じている。もちろん役柄も全員芸術的センスを持つ者ばかりなのだが、特にソフィアの、長年培ってきたのだろう、オーラを纏っているよう。ちなみにこの映画は彼女の出演100作目だそう。劇場で見たのは初めてだが、さすがの貫禄!ミラもデボラも十分素敵なのだが、今回はソフィアかな。

ラストで少女の笑顔に対して、微笑みを返す3人の女性の顔が、すがすがしく美しい。


05.08.17 映画館

オリジナルサイト
http://www.hohoemini.com/
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2005-09-16 02:04:00

シャル・ウィ・ダンス?

テーマ:映画
シャル・ウィ・ダンス? 遺言書を専門にする弁護士ジョン。仕事は順調、家庭もキャリアウーマンの妻と2人の子供に恵まれ、順調な家庭生活を送っているのだが、どこか空しさも感じていた。そんなある日、通勤電車の中から、ダンス教室の窓辺にたたずむ美しい女性の姿に目をとめる。どこか憂いをたたえる彼女の表情が気になりつい途中下車、ついついダンス教室に入ってしまう。そんな彼を待ち受けていたのは・・・

周防正行監督の「Shall We ダンス?」ハリウッドリメイク版。
細かい設定はアメリカ人ウケするように変えられている(主役の平凡なサラリーマン→エリート弁護士、専業主婦の奥さん→キャリアウーマンの奥さん等)が、基本的には日本版と変わらず、ダンス教室に迷い込んでからの展開やダンス仲間のキャラクターなどはほぼ忠実に再現されている。

日本版のほうが、より身近に感じられるが、だからといってハリウッド版が悪いわけではなく、まじめさにかっこよさがよりプラスされた主人公のリチャード・ギアや、ちょっと骨太だけどかっこよくてセクシーなジェニファー・ロペスも十分、親しみが持てる。そのほか威勢のいいおばちゃんやズラの同僚やダンス仲間、ダンスの先生
はちょっとお酒好きになってますが、キャラ全員がほのぼのします。奥さん役のスーザン・サランドンだけがキャリア・ウーマンで活き活きとした感じに変わっているけど、さすがの存在感ですね。

ラストシーンはハリウッドアレンジが入っていて、さすがアメリカ人は違うのね~ってところを見せつけてくれます。これは見てくださいとしか言えないけれど、マネできないわこれは。

とにかく、日本版と同じように楽しめるロマンティックなラブコメディーというところ。映画館を気分良く出ることができました。
いわゆるハリウッドリメイクものの中では成功例に入るのでは?邦画はホラーだけじゃない!ってとこですね。

05.08.17 映画館

オリジナルサイト
http://www.shallwedance-movie.jp/
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2005-09-12 02:50:00

大統領の理髪師

テーマ:映画
大統領の理髪師 1960年代の韓国。ごく普通の理髪師・ソン・ハンモは大統領官邸のある街で平凡な生活を送っていた。しかし、時代は不正選挙、革命、クーデター等、激動の時代。そんなある日、彼は側近たちの諍いに巻き込まれたあげく、大統領専属の理髪師に任命されてしまう・・・

人の良い理髪師が、ある日突然大統領官の専属理髪師になってしまうこの物語、彼の目を通して、この時代の不安定な政権の様子を描いている。

彼自身は、専属であっても身分は一般市民のまま。官邸に行けば自分の身分をわきまえながら行動しなければいけないが、慣れで気がゆるむと取り巻きにどやされるのだが、その高圧的な態度が政府の性格を物語る。
世間では北朝鮮の工作員が持ち込んだとされるマルクス病(下痢)が流行、これにかかると工作員と接触したとされ、拘束、拷問を受ける始末。これにより人々は疑心暗鬼に陥る。そんな中、ソンの息子も捕まってしまうのだが、政権内の権力争いに巻き込まれて後々尾を引くおおごととなる。

運命なのか、ことごとく時代の波に巻き込まれながらも、しぶとく、一生懸命生きていく彼の周りを時代が通り過ぎていく。彼の場合はかなり係わってしまうことになるのだが、多かれ少なかれ皆、係わったり巻き込まれたりするのだということを改めて感じさせる。
日本人はとかく、政治に無関心だが、こんな現実があることを考えると、最低投票ぐらいは行かなきゃいけないなと思う。

ソン・ガンホがちょっとコミカルに気弱で人情的な庶民である主人公を好演している。

主人公が踊らされているようで、実は権力者が踊らされている、そんな皮肉もこの作品には含まれている気がする。


05.08.04 映画館

オリジナルサイト
http://www.albatros-film.com/movie/barber/
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2005-09-06 02:28:00

故郷の香り

テーマ:映画
故郷の香り 故郷を離れて北京に住むジンハーは、恩師に頼まれ、揉め事を収めるため10年ぶりに山間の村に帰ってきた。目的を果たし、恩師と移動中、橋ですれ違った一人の女性。足を引きずりながら泥だらけで大荷物を運ぶ彼女は初恋の人、ヌアンだった。久しぶりの出会いに、彼女の変わり様に衝撃を受けた彼は、帰宅を先に延ばし、翌日彼女を訪ねる。そこで目の当たりにしたのは、口の利けない村ではさえない、変わり者的存在だった男ヤーバと結婚して、10歳になる子供もつ母親になっていた・・・

初恋の人との再会を、昔の思い出の映像を差し込みつつ、今の現実を描いている。
過去の映像は明るいトーンの映像で、幼なじみ同士の仲の良い頃から、ヌアンを意識したことや、失恋したこと、都会の大学に合格したこと、そして別れと、ありがちな幼なじみの男女の成長と淡い恋心、そして悲劇を経て、大人になっていく中でのすれ違いまでが描かれる。
現在の映像は暗いトーンで終始雨模様のシーンが続く。久しぶりの再会で初めはぎこちないやりとりが続くが、徐々に思いを募らせていく。しかし、10年の間に二人についたいろいろな現実的しがらみが微妙作り出す微妙な距離を描いている。特に口の利けないヤーバの存在、どこか冷めているようで繋がっているヌアンとの関係が深い。

初恋は思い出の中のものだということを、簡単には戻れないのだということを言いたいのかな。
昔の雰囲気をそのまま残した田舎が舞台となっているので、都会であか抜けたジンハーと田舎の生活に染まったというか、生活レベルも墜ちているヌアンが対照的。

長く生きていると思い出もたくさんできるけど、捨ててきた物も多いのだなということを感じさせる。
安易に再会して恋に落ちてしまわないところが現実的で良いかな。
奇をてらったところのない正攻法な演出なので淡々としている映画が苦手な人には向かないかも。


05.08.04 映画館

2003年/中国、109分
監督:フォ・ジェンチイ
出演:グオ・シャオドンリー・ジア香川照之
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2005-09-02 02:16:13

アマロ神父の罪

テーマ:映画
アマロ神父キシコの小さな街に赴任してきた若い牧師アマロ。彼は見習い神父で修行に来たのだった。この教会には他の教区の牧師も集まってくるのだが、問題を抱えていている者もいて一筋縄ではいかない様子。しかし彼は、一人前になるため、希望に燃えていた・・・

始まりから、乗り合わせたバスが強盗に合う。先行きの暗さを暗示しているかの様な雰囲気。
今まで、真っ直ぐ育ってきたであろう雰囲気の主人公アマロ。もちろん修行の身であるから、他のことに目がいくことも少なかったのだろう。
ところが、見習いとして赴任した先は、俗世間のドロドロした世界や理想と現実の隔たりや本能的な誘惑があり、徐々にその中に溶け込んでいってしまう。牧師という職業柄、よけいに禁じられた部分が多いだけに、一度足を踏み入れると泥沼にはまっていく。しかも状況が悪循環していくため、逃げ道を失っていく・・・

だれでも陥りやすい状況、罪を隠すためにまた罪を犯していく様が、なんでそうするかな~といった無様な状況なのだが、当事者だったら自分もなりそうという怖さが見える。かぶるツケが大きいだけに考えさせられるところだ。
今回はちょっとひ弱キャラのガエル・ガルシア・ベルナル。こういうキャラもまた似合うんだよなとちょっと感心してしまう。

結局、罪を隠したまま自分のエゴを通していくアマロ。偽善者という言葉は彼のためにあるんだろうなぁ。
現実の影の部分を描いた、悲しい物語。人間の良い面だけでなく、一生分の重い荷物を背負ような悪い面も知らないと完全な聖人になれないってことなのだろうか?それとも、どんなに偉い人間も何してるか分からないという現実を描いたのか・・・


05.07.21 映画館

オリジナルサイト
http://www.sonypictures.jp/archive/movie/worldci
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2005-09-01 01:27:00

バッド・エデュケーション

テーマ:映画
バッド・エデュケーション 映画監督のエンリケのもとに幼なじみで俳優をしているという男、イグナシオが訪ねてくる。
是非俳優として使って欲しいという彼は、一冊の脚本を置いていく。相手にする気のなかった彼だが、脚本を読むうちに物語に引き込まれていく・・・

男色の世界のオンパレードのこの映画、俳優がきれいめなので女性うけは良さそう。
映像がキレイで、プールでのシーンなど所々、グラビア写真を見ているよう。
ガエルの女装が角度によっては男らしさを残し、また、結構色っぽいところもあるところが怖い。もともとかわいい系の顔立ちなのですぐ倒錯できそう。エンリケ役のフェレ・マルチネスもしかり、これだけでやられてしまう人もいるのでは?
基本的にキレイ目の役なら、真の強い役も弱い役も何でもこなせるガエルは旬ですね。

物語は結構、謎解きと男色と野心というところか。
少年時代の話も絡んで、サスペンス+αの妖しい雰囲気を醸し出している。
バラの世界にようこそ!ってところか?


05.07.21 映画館

オリジナルサイト
http://www.gaga.ne.jp/badeducation/
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