Compared with SARS-CoV2 wild type’s spike protein, the SARS-CoV2 omicron’s receptor binding motif has adopted a more SARS-CoV1 and/or bat/civet-like structure | bioRxiv

 

オミクロン株は、

これまでの侵入口ACE2とは、異なる可能性があります。 

査読前論文では、

オミクロンは侵入口を

DPP4受容体へ変更した可能性が高いと結論づけています。

※中東MERSと同じ侵入口 

とすれば、DPP4は臓器に加えて免疫細胞にもあるため、

軽症であっても、免疫不全リスクは従来株より高まります。

 

前掲の論文では、オミクロンの変異を解析しました。

スパイクRBMにおける変異10箇所のうち4箇所が、

オミクロン固有の変異でした。

この変異の結果

・ヒトACE2への結合能ダウン

・ヒトDPP4への結合能アップ  と解析。

 

▼DPP4の主な発現部位

腎臓、腸、肝臓、胸腺細胞、免疫細胞、

T細胞、NK細胞、B細胞、骨髄細胞。

 

ヒト細胞への侵入口が

ACE2→DPP4へと変更したことで

症状はどのように変化するでしょうかはてなマーク

 

①免疫応答の遅延→無症状の増加

②下気道ではなく上気道でのウイルス増殖

 →肺炎・気管支炎の減少

 →鼻水・咽頭痛の増加

③腎臓病、腸炎、肝炎の増加

④免疫細胞への直接感染

 →免疫失調が原因のコロナ後遺症の増加

 

【補足】

④免疫細胞への直接感染

 オミクロンが侵入口をDPP4受容体に変更して

 免疫細胞に感染するなら、より深刻なリスクとなります。

 

例えばHIVウイルスは

CD4陽性ヘルパーT細胞に感染して死滅させます。

→免疫不全症候群

つまり、失調どころではなく免疫不全の可能性があり、

以下に考察を深めたいと思います。

 

免疫細胞に、DPP4受容体は発現するのでしょうかはてなマーク

答え:多くの免疫細胞で広く発現する ※CD26の名称

 

発現部位

・CD4/CD8陽性T細胞

・B細胞

・NK細胞

・樹状細胞

・マクロファージ

 

特にCD4陽性T細胞であるヘルパーT細胞が感染すると、

免疫は司令塔を失い機能を失います。

警戒すべきは、これはHIVと同じメカニズムだということ。

 

【HIVとの違い】

免疫細胞への感染は類似していますが、

現時点では、決定的な違いもあります。 

◆HIVウイルス

 感染細胞にウイルスDNAを逆転写してDNAを組み込む

 →完全排除は不可

◆オミクロン株

 RNAのみを複製するため、DNA組み込みはしない

 →完全排除は可能

 

ヒトDNAを書き換えるHIVとは、この点が決定的に異なります。

 

Mutations on RBD of SARS-CoV-2 Omicron variant result in stronger binding to human ACE2 receptor - ScienceDirect

【正反対の見解】

以上は、オミクロンが

ACE2からDPP4侵入へ変異していた際のリスク考察。

しかし、現時点では、正反対の測定結果もあります。

 

◆別の研究

オミクロン株は、

85%もの中和抗体が無効となる程に変異しましたが、

ACE2への結合能は強化されました。

つまり、真実はまだ未解明だということ。

 

Warning! Omicron Is Still Evolving! The World Will Pay Dearly For Assuming It Is Mild. - Thailand Medical News

【進行中の研究】※1/10迄の発表予定

オミクロンから回復した人では、

CD4/CD8細胞の枯渇が顕著でした。

 

CD4陽性T細胞には、

ACE2ではなくDPP4が多く発現するため、

侵入口変更を裏づけるかもしれません。

 

ただし、CD4/8細胞は従来株でも減っていました。

追って詳細を発信します。

 

【補足】

亜鉛+亜鉛イオノフォアも、もちろん完全ではありませんが、

高い確率での阻害作用に ほぼ変化はないと思われます。

◆入 院:84%減少

◆死亡率:80%減少