4年目に転勤になり、
2校目の学校は、新設4年目。
そこでは、
担任、部活動、生徒指導。
福岡県の国体の強化コーチの仕事も担当しました。
ちょうど、地元開催の国体前で
週末は、合同の合宿や会議に追われていました。
頼まれた仕事は断らず、
i一生懸命 頑張ってやっていました。
土日の休みは1か月に1日か2日。
帰宅するのは、毎晩9時ころ。
偏差値で輪切りにされて
なんとなく、いける高校に進んだ・・・
そういう子が普通でした。
夢や目標がもてずに
高校生活を送っている・・・。
どうしたら、リアルな目標ができるのか?
その時、担任している子供たちの
ひとりひとりの話を聞いて、
一緒に将来の目標を見つける。
どんな仕事に就きたいのか?
そのためには、どんな道のりがあるのか?
その経験をさせてくれる大学はどこか?
そのためには、今どんな勉強をするべきか?
その対策を教えてくれる先生はだれか?
それを一緒に考えるということを体験しました。
生き生きと
顔つきが変わる子供たちを
見るのは、わたしの喜びの瞬間でもありました。
部活でも国体の指導でも
不器用な私はそんな調子でやってました。
でも、振り返ったら、
もともと、わたしはネクラでマイペースな
人間です。
責任感と使命感で
教師の仕事をやっていましたが、
自分のキャパをどうも超えていたようです。
はた目には、元気な体育教師ですが、
こころの井戸水を汲みだし過ぎて
干上がっていく感じ・・・。
体育教師の当時の理想のイメージは、
元気、頑張る、ハツラツ、前向き、明るい、根性 ・・・。
※23年後、この時の上司である学年主任と
奇跡の再会をするのですが、
「あんなに、向いていたのになぜ辞めたのか?
そんなにシンドカッタとは全くわからなかったよ」と。
もともと、子供時代のおっとり加減を
封印して、頑張ってくると
「本当の私ってなんだろう?」
今頃、そんなこと どうでもいいじゃないって事を
悩み始めてしまいました。
居場所を変えたい!
理由はわかりません。
こころの奥の自分がそう言っているのです。
で、辞めるのには、
次の採用の前に校長に申告しなければなりません。
悩みました。
やりがいもある。
必要としてくれる人もいる。
今の自分には恵まれた職場環境・・・。
でも、感情のおくから
「辞めたい・・・」という
合理的ではない答が出てくるのです。
だれしも、人生の中で
世界観が変わる時ってありますね。
別のチャレンジをしたい・・・とか。
人生のステージを変化させたいとか。
それが、仕事を辞めるとか
変わるとかって
いうことなる・・・。
安定した仕事を辞めるのは
なんとも勇気がいること
でした。
で、出た答えは、
わたし:「結婚します。」
※いつかはしたい・・・と思っていましたよ
校長:「ほう~。おめでとう。」
相手はどんな人かね?」
わたし:「・・・・辞めてから見つけます!」
校長:「・・・・
はあ? 辞めんでいいだろう。」( ̄ー ̄;
わたし:「辞めないと見つからないと思います」(・_・;)
※本当に、そう思っていた
こんな、アホな会話をして、あきれられて
私退職しました。
親に報告したら、「帰ってくるな!」と父から言われ勘当。
7年間の教師生活でした。

