みなさま、こんばんは。

気付けば夏を過ぎ、秋になろうとしています。

まだまだ気温は30℃を超える日が多いのですが、日照時間は確実に短くなってきています。

夏のお野菜達もそんな自然の移ろいをしっかり感じ取り、少しずつ弱って命の終わりを静かに迎えようとしています。

 

今年は梅雨に雨が降らず最高気温の高い日数が多かったので、特に無潅水(水やりをしない)栽培の私たちにとって、夏の果菜はとても難しかったです。

 

そんな中でもスイカはよく育ってくれたお野菜の一つです。

今年も食べチョクさんでスイカが大盛況でした。

去年は黄肉が飛ぶように売れ、今年は赤肉がよく売れました。

ご購入いただいた皆様、有難うございました。

 

🔴赤いスイカは甘さがグッと詰まっていてジューシー
🟡黄色いスイカはスッキリとした甘さでジューシー
お好みでお選びください

 

と謳って販売をしました。

糖度を測ったところ(左:赤肉 右:黄肉)

品種改良していない在来品種

無施肥・無潅水

所謂B品

でこの甘さは上等の出来だ!と思っていたのですが、市販の甘いスイカ(甘く品種改良されているもの・概ね糖度14前後)を食べ慣れている方にとっては物足りなかったかもしれません。

何人かの方に「甘く無かった」というご感想をいただきました。

 

私は固定種の野菜の味に慣れ親しんでいるので「よし!こんなもんだな」とか「美味しい!今年も上出来だ!」などと思って出荷するのですが、味の感じ方は個人差が大きいところなので本当に難しいです。

 

スイカでも大根でもそうですが、出荷前に割って味見をしてから出す訳には行かないので、更に難しい…。

 

栽培の殆どを自然任せにしている私にできる事は、ごく僅かです。

それでも私達生産者は「誰が食べても美味しい!美味しくて当たり前」を目指して栽培しなければならないのです。

 

 

秋冬に向けての種播きが始まりました。

先輩方の栽培方法をヒントに、多くの方に喜んでいただけるお野菜づくりに励んでまいります。