放置プレイ・・・
ではないんです!
手軽に済ませたくてフェイスブックにばかり投稿 m(--)m
少し前の現場になりますが、シロアリ駆除の依頼をいただきました。
現場に行き、床下に入り生息調査をいたところ、シロアリ被害云々よりも腐朽菌の繁殖が進んでいるのに驚いた。
丸印の所が腐朽菌による木材の劣化が進んでいるところです。
拡大写真
少し手で引っ掻くとこのようにポロポロと。。。
ここも
この木材腐朽菌が繁殖すると、構造物の材料である木材の外見や強度を劣化させるのです。
劣化が進むとこうなり、突然床が落ちてしまうのです。
また腐朽菌の怖いところは、木材の強度を落とすのもさることながら、木材に含まれるセルロース等も分解してしまいます。
このセルロースの分解生成物はシロアリの誘引作用があるのです。
つまり、腐朽菌が繁殖すると木材を腐らせ、強度を落とすと共にシロアリを呼びシロアリによる被害も加わるのです。
シロアリが地中から木材まで辿り着く為の蟻道も出来てました。
木材腐朽菌の繁殖条件は、適度の水分、温度等であり、湿度85%以上の高温多湿の環境を好み
養分は木材に含まれるリグニン、セルロース、ヘミセルロース。
木材の腐朽防止で一番大事なことは、水分の除去です。
床下換気口の有る建物は、春先に換気口を空けて床下の風通しを良くすることが大事です。
建物基礎周りもすっきり整理整頓して風が通るように、植物等も基礎から離してして植えてください。
腐朽菌もシロアリも水分が大好きということを忘れずに!