日本ではオステオパシーは国家資格ではないので、国によって認定されたカリキュラムに則った教育機関はありません。

 

ですので、日本のオステオパスは民間の専門学校か独学によって習得された方がほとんどです。

 

中にはアメリカ、イギリス、オーストラリアなどの大学、大学院でしっかりとメディカルトレーニングを受けられたオステオパスも数人おりますが、非常に稀です。

 

実際、日本でオステオパシーを看板に掲げる治療院に何度か通ったことがありますが、コンサルテーションや検査法も含め、私がオーストラリアで学んできたものとは別物のオステオパシーでした。

 

間違ってたらごめんなさい。おそらく日本でのオステオパシーの認識って

  • ボキボキはやらない
  • 非常に弱い力でしかアプローチしない
  • 頭蓋骨にそっと手を当てる治療(クラニアルオステオパシー)

そんな認識ではないでしょうか?

 

はっきり言います。オステオパシーはボキボキもやりますし、非常に弱い力じゃないアプローチもあるし(日本語変?)、クラニアルオステオパシーをやらないオステオパスもたくさんいます。

 

テクニックに関してはここで書くには多すぎるので割愛しますが、ダイレクト(直接法)、インダイレクト(間接法)と大まかに2種類に分けられ、患者さんの状態によってその時々で使い分けられます。

 

また、オステオパシーの治療自体は大まかに3つに分けられます。

  1. 神経筋骨格系にアプローチすることによって、直接的に問題を取り除く
  2. 神経筋骨格系へのアプローチによって、間接的に血流やリンパの流れ、神経伝達、呼吸、自律神経のバランスを改善し、不調を取り除く
  3. 頭蓋骨、仙骨の動きを良くして、脳脊髄液の流れを改善し、中枢神経系の働きを高め(クラニアルオステオパシー)、不調を取り除く

で、日本では何故か3のクラニアルオステオパシーを専門にやられる方が多い。

 

オーストラリアではどちらかというと、スピリチュアルな方にこのテクニックを好む方が多いように感じます。

 

また、大学のクラスメイトの一人は、このクラニアルオステオパシーを学ぶために大学に入学したという熱狂的なファンもいましたし、心から信じているオステオパスはクラニアルテクニック一本で治療する傾向が強いです。

 

しかし、このクラニアルオステオパシー、オステオパスの中でも信じてない人も多いですし、オーストラリアでは実際にクラニアルテクニックをメインにしているオステオパスは少数派です。

 

いずれにしても、使うか使わないか、信じるか信じないかの両極端に分かれるテクニックだと思います。

 

 

私自身はというと、脳脊髄液の流れを改善するという目的では使うことはありません。

 

また、私が通ってたオーストラリアの大学でもクラニアルオステオパシーをカリキュラムから外すかどうか検討していると風の噂で聞きました。

 

よく、患者さんが満足すればそれでいいじゃないと言う方がいますが、私は自分が理解できないことを患者さんに施すことはしません。

 

頭蓋骨が細かいパーツに分かれていて、それぞれが微妙な動きを持つことは理解できるのですが、それによって脳脊髄液の流れが良くなるというまでイメージが湧かず、ましてやそれをどうやって評価するのかが?なのです。

 

もちろん、理解しようと専門書も読み漁り、家族には申し訳ないのですが、実験台になってもらい色々な症状で試してきました。

 

「確かにリラックスはできるけど、効いてるかどうかわからない、、」

 

家族の意見は率直で遠慮がないので、ある意味信頼できます。

 

ただ単に自分の技術力と理解力が足りないだけなのかもしれませんが、やはりもっとアナトミーの理解を深めて、患者さんにとってシンプルでわかりやすく、理論的にも的確なな治療を目指していきたいというのが自分のオステオパスとしてのスタンスです。

 

オステオパシーは医学です。だからOsteopathic Medicineといいます。

 

であれば、医学的に根拠がない治療法は治療とは言わず、クラニアルオステオパシーは現時点では限りなくグレーゾーンであると言わざるを得ないと感じます。

 

あ~また敵を増やしちゃったな~w

 

誰か「お前は間違っている!」と明確にご指導いただける方メッセージください!