【演示】予想を立てる習慣。 | 自由研究員にっさん、理数を学ぶってよ。

自由研究員にっさん、理数を学ぶってよ。

理数に興味をもったアラサーおじさんによる、理数教育の足跡。

今週は、授業交流がありました。


授業交流というのは、他の先生方の授業を見に行ったり、逆にぼくの授業を見てもらったりというものです。


なお今回は、3年生「風とゴムの力のはたらき」の終盤の、ゴムの力をテーマとしたものを披露。


思ったよりも多くの先生方がお越しくださったので、少々面食らいました。


が、どうやらぼくは、いつの間にかそういった状況で気合が入るような人間になっていたようです。


授業をやっていて、なんだか楽しかったと言いますか。


我ながら、あの授業は良かったと思います。









今年度の3年生。


理科はとても好きな様子。


いろんな子がいますが、いつもみんな楽しげに観察や実験に取り組みます。


ただ、観察や実験前に立てる予想を、なかなか思いつきにくい感じではあります。


まぁ彼らにとっては、今年から始まった理科ですし。まだまだ慣れていないのは、当然っちゃ当然です。


なので、1学期の間は、基本的に次のような流れで予想を立てさせていきました。






①児童に教卓周りに来るよう指示してから、実験の演示。ただし、この段ではまだ詳細には触れない。


②近くの児童どうしでペアを組み、予想を交流させる。


③その場で予想したことを発表。


④自席に戻らせ、予想をノートに書くよう指示。






今はまだ、根拠をもたせて予想を言わせる、なんてことはしていません。言いたい子は言っていますが。


慣れていない段階で根拠を聞くと、発言を萎縮してしまうからです。怖がるんですよね、「根拠を言わないとダメなのか」って。


現段階では、「考えたことを自由に発言しても大丈夫」と思えるようになってほしい。これがねらいです。


なのでこのときも、敢えてこちらから根拠を聞くことはしませんでした。









授業が終わった後、見に来てくださった先生方から、たくさんのコメントを頂戴しました。


実験の演示に関しては、「児童が、自分事として課題に取り組もうと思えるように」というぼくの意図を、ご理解いただけたようです。


一方で、「根拠をもたせて予想させられるように」というアドバイスをくださる方もいらっしゃいました。


まぁ、これも想定内です。そういった捉え方をするのは、プロなら当然でしょう。


とはいえ、それをねらって授業を進めるとしたら、2学期からですね。


総じて、今のところ授業の進め方としては、ある程度順調と言って差し支えないでしょう。









日々、子どもたちに対して割と厳しめに指導しているのですが、それでも授業を楽しみにしてくれている子は多いです。


世界の面白さを感じてもらえるように。これからも精進します。