私の親友が酷い過呼吸で困っています。
彼女は人一倍のガンバリ屋さんで負けず嫌い・・・身も心もヘトヘトに疲れ果てている様に思えました。
例外を除いてほとんどの過呼吸は精神的な要因ですが、彼女の肉体も休めて欲しかったために、私はわざと心を鬼にして、簡単に治る過呼吸の対処法は伝えずにゆっくりと休養をするように伝えていました。
でも、もうかなり体は回復してきた様に思いますので、この場でそれを告らせていただきますね!
苦しんでいるのを判っていながら、今まで黙っててごめんなさいねm(__)m
では先ず、なぜ過呼吸はおこるのでしょうか?
以前から何度も書かせていただいていますが、『病は気から』ですので、体に表れる症状のほとんどは心の状態を表しています。
http://ameblo.jp/nature-energy/entry-12039940667.html
http://ameblo.jp/nature-energy/entry-12199798911.html
精神的な不安により、普段よりも動機が激しくなります。
そうすれば、より交感神経が緊張して血管を閉ざし、運動した後と同じ様な鼓動になるので、細胞が酸素を取り込みにくくなって酸素不足の体になってしまいます。
そのため、たくさんの酸素を取り込もうとして普段以上に呼吸をし過ぎるだけです。
たくさん呼吸をし過ぎるので『過呼吸』といいます。
しかし、取り込む酸素の量よりも吐き出す二酸化炭素の量の方が多くなり、体がアルカリ性に傾きかけて『呼吸性アルカローシス』と言う状態になるため、痺れや痙攣等さまざまな症状も付随してきてより一層苦しさが増してしまいます。
ペーパーバックが良いだの悪いだの、深呼吸が良いだの悪いだの、浅目の呼吸が良いだの悪いだの・・・さまざまな説がありますが、ハッキリ言ってそんな事はあまり問題ではないです!
要は『精神的にリラックスすること』が一番大切です。
いつ過呼吸が起こるか判らない不安
過呼吸では死ぬ事がないと判っていても、苦しさのあまり『このままで本当に大丈夫かな・・・』と言う不安
そう言う予測出来ずに起こる過呼吸に対する不安な精神状態が引き金となって過呼吸を誘発させます。
慣れてくれば『あっ!来るかも!』と言う、過呼吸の前兆が判る様にもなります。
それを逆手にとり、『わざと不安な精神状態にもっていき、過呼吸を誘発させる』
そうして、過呼吸の前兆が現れればしめたものです。
『あっ、来た来た!』と真正面から受け止めて、ゆったりとした気持ちで落ち着いて呼吸に意識を集中させます。
そうすれば、酷い過呼吸にはならずに治まってきてしまいます。
どれだけ頑張って『過呼吸になろう!』と思っても、ゆったりとリラックスして呼吸に意識を集中させれば過呼吸にはなれないことが判ってしまいます。
そうして『前兆が来れば、こうすれば治まる』と言う方法が判ってしまえば、別にいつ過呼吸の前兆が来ても怖くない・・・という精神状態になってしまいます。
こうして、『いつ起こるか判らない不安』から解放されれば、過呼吸を誘発させる不安がなくなってしまうので、結果的に過呼吸は治ってしまいます。
過呼吸に対して不安な気持ちを持ったままで、どれだけ『治そう』としても、負のループに陥るだけで、いっこうに治ることはありません。
薬で不安を解消させれば過呼吸は治まるかも知れませんが、また別の疾患へと繋がっていってしまいます。
『治そう』とするのではなく、『いつ起こっても安心!』と言う気持ちになれれば自然と治ってしまいます。
今回は過呼吸についてとして書いていますが、てんかんやパニック発作等、全ての精神的症状に言えることですよ!(*^^)v